今回紹介させていただくのは「学生社 数学1000題 PART4[関数・三角比] 1991」です。
著者は解法のテクニックなどでおなじみの矢野健太郎先生となります。
矢野健太郎先生の参考書は以前にも数冊紹介させていただいていますので、先生の紹介は割愛します。
以前の紹介はこちらからどうぞ。
本書は全1000題中の最終巻761題~1000題となっています。
内容は「関数・三角比」です。
シリーズ全1000題、本書でも240題とかなりのボリュームとなっています。
これはまえがきにもあるように教科書の性格上、ページ数などにより基本事項となる問題もバラエティ豊かに掲載することが出来ません。
そこで本書は教科書の欠点を補う為1000題と非常に多い問題数を掲載しています。
また編集に当たりいろいろな高校の先生方からの協力があったようです。
どのように240題が掲載されているのかを見てみましょう。
ヒントはありますが、びっしりと隙間なく次から次へと問題が並んでいます。
各問題には「基本」「無印」「発展」「難問」が書かれており、その問題の難易度が記されています。
基本的には難易度ごとに順番となっていることが多いですが必ずしもそうではありませんでした。
基礎となる基本の問題から順番に解き進めることで数学Ⅰへの理解が深まり、応用力を養うことができます。
理系文系限らず数学Ⅰは数学での基礎となる部分ですので、その基礎を勉強するのに十分な参考書となっています。
また、難易度が記されていることから自身がどこまで理解しているのかが容易に判断できる作りとなっています。
1000題残りのPart.1~3ですが、Part.4である本書も含めアマゾンなどでは販売されていませんでした。
既に絶版となっていることもあり入手することは難しいかもしれません。
まだオークション等への出品は見かけますが、入札数も多く、値段も上がっているようです。
やはり入手難易度は高いですね。
また、こういった入手難の希少本を発掘できましたら、紹介していきたいと思います。
次回更新もどうぞお楽しみに。
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