本日紹介するのは「駿台高騰予備校副読本 必修漢字1200選 藤田修一」です。
当サイトでも駿台関係から出版されている著書は多々紹介しております。
駿台文庫からは青本は勿論ですが学生さんが「システム英単語」や「日々古文単語長365」といった本を片手に通学している姿を良く見かけます。
他にも駿台文庫では同じ著書が改版されても尚出版され続けていることも多いように感じます。それだけ長くに渡って受験生の味方であり、良本が多数ある事の証明だと思います。
さて著者である藤田修一先生ですが、2018年2月16日に駿台創立100周年功労者表彰式が開催され、長年に渡り駿台の発展に尽力したとして表彰を受けた4名の内のお一人です。
藤田修一先生の著書は現代文や小論文、漢字等といった著書が並びます。現在の関東の駿台現代文化の基本方針を打ち立てた講師であり、発見と表現、イイタイコト、同値と対比、言い換え、論と例、など「記号読解」で現代文の読解法を確立した先生です。
現在予備校で現代文を教える講師たちの大半が多かれ少なかれ藤田修一先生の読解法を受け継いでいて、現代文読解の神様とも言うべき存在です。
それではそんな藤田修一先生の著書の1つである本書「必修漢字1200選」を紹介してまいりましょう。
はしがきにも書かれているように、本書は大学受験に必要な漢字の知識を得るために作られています。受験生として習得しなければいけない漢字が網羅され書取りは勿論、読み、意味の練習の観点から当用漢字外の漢字も入れられています。
1日の目標が定められており1か月で終了することはできるが、反復練習を推奨されていることと頻出漢字は太字で書かれている等、受験生にとってやりこむ程力になる本です。
内容別に学びやすいようにしっかりと分けられており、シンプルだからこそ覚えやすい仕様になっています。
内容が分けられているのは勿論ですが、誤り易い字体等の項目も掲載されていることで曖昧に覚える可能性を減らすことができます。
覚えているつもりでもいざ書こうとすると迷ってしまったりといった事が減るのは受験生にとってとても大事な事です。誤り易いと認識することで立ち止まって確認することもできると思います。
正確に速く問題を解いていかなければいけない受験生にとっては強い味方になる本です。
今回紹介している本とは版が異なる為、表紙のデザインは違いますがアマゾン等にも出品されていて評価も軒並み高評価となっております。
受験生だけではなく、社会人になりパソコンやスマホでの入力が増え漢字の書き取りをする機会が減った人等、漢字の書き取りは脳の活性化にもつながるので本書で勉強してみるのも面白いかもしれません。書くこと、覚えることは脳に刺激を与えてくれますからね。
藤田修一先生はとあるインタビューで
「老いに対してじたばたしても仕方ない。しかし、精神で若さを保っていけばいい。そのためには後ろ向きでは終わり。毅然として生きなければダメ。その本質は正義ですよ」
「死ぬまで感動。感動があれば、アンチエイジングになる。最後はハートなんです。有限の自覚を持って、何を、いかにすべきか考えて」
といった事を話されています。
これからの未来を創っていく受験生にとって知識面でも精神面でも力になりたいという藤田修一先生は素敵ですね。
さて、本書の著者である藤田修一先生は定年退職後である現在は写真家として活動されています。若者たちのまぶしい青春の瞬間瞬間を撮った写真集等も出ています。藤田修一先生ご本人や著書にお世話になった方も多いと思いますので興味があればそちらも手にとってみてはいかがでしょうか?
それでは次回更新もお楽しみに♪
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