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弊社に買い取りで入荷した中から厳選した良書を紹介させていただいております当ブログ。
本日の紹介いたしますのは「開拓社 英文解釈要約精講」峯村純一郎、竹内一誠、相原仁郎(編著)です。
この本のデータは以下のとおりです。
ISBNコード:978-4-7589-0751-4
発売日:1988年1月13日
定価:1,132円(税込)(A5・120頁)
元河合塾講師である竹内一誠・相原仁朗先生と、駒場東邦高校教諭の峯村純一郎先生共著です。
峯村純一郎(みねむら じゅんいちろう)先生
昭和38年より駒場東邦高等学校にて教鞭を執られ、執筆当時は現役で継続されていらっしゃったようです。
竹内一誠(たけうち いっせい)先生
執筆当時、国学院大学講師、河合塾英語科主任を勤められており、この時点で4冊の翻訳の出版に携わられ、「実力完成問題集 英作文(開拓社)」も出版されていたようです。
相原仁郎(あいはら さとお)先生
こちらも執筆当時ですが、河合塾、東京理科大学で教鞭を執っておられ、日本科学技術翻訳協会員として、英米の企業との実務定形交渉・翻訳などの英語の実麺での経験も豊富で、竹内先生とともに「実力完成問題集 英文法」を執筆されていたようです。
全120ページで、全4章の構成です。
Part 1 基礎編
Part 2 応用編
Part 3 発展編
Part 4 完成編
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この本の読者評価を紹介させていただきます。
発行は古いが、中身は超~すぐれている。
パラグラフ・リーディングを使って、大意要約をしていく本だ。書店に行けば、英文要約の参考書が何冊か売っている。(たとえば駿台文庫)
しかし、この本は、駿台文庫の本よりも、はるかに優れた内容である。
英文要約の参考書で、この本よりも良い本は、永久に発売されないであろう。
入試のマークセンス方式の試験では、英文の文法・語法に関する断片的な知識は計れても、英文全体を読み込んで、その内容を的確に把握し、しかもそれを日本語で要領よくまとめる能力は計れない。とありますね。
「パラグラフリーディング」も合わせて調べてみました。
段落ごとの要点をしっかりと捉えながら読み進めていく読解法
のことで、「逆説」がきたらチェックをつけたり、「人の主張」がきたら重要!といったパターン化をしてチェックしていくのですが、一度誤った読み方をしてしまうと間違いから抜け出せないことになってしまうようで、英語長文が読めない状態でこの技法だけ覚えてもかえって混乱してしまう方が多いのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
パラグラフリーディングは、パラグラフの要点をつかんでいく読解法なので、
1文1文を読めていることが大前提です。
パラグラフリーディングを勉強する前に、まずは精読力を鍛えましょう。
1文ごとに読めるようになる方法は、スラッシュリーディングといいます。
構文をしっかり理解しながら読んでいくということです。
SVOCや前置詞を基準に書かれている英文の構造を知り、自分で無意識に構文が取れるようになれば、スラッシュが書かれている文を読んでいるのと同じ感覚で英語長文が読めるようになるという訳です。構文をとることができるようになっていきます。
その訓練に適切なのが本書の評価が高い所以なのです。
利用法を纏めたページも合わせてご覧ください。
書評で実際に勉強された方の書評を合わせて紹介いたします。
一段落しかない文章の要約から始まり、入試で問われるような文章の長さになるまで延々と要約の練習をする本。
文章の要約は段落ごとの論理展開を4つに類型化しているので、俗に言うパラグラフリーディングを使っているといえる。
最初に短い文章で要約の方法が丁寧に解説され、それに応じて同じような構成の文章を練習していく。
予習のポイントとして、
1.主語を追って速読をする。
2.英語のパラグラフについて
3。主語について
詳細は画像を参照いただきたいが、具体的な手順が詳しく解説されており、ここを読み、進めていけば、後半になってくると文章のレベルは高くなりますが、それに対応できて「読める」ようになっていくということになります。
本文部分の画像は、
テクニックに頼るのではなく、要点を捉えながら読む力を身につけることができ、常に「この文章は何が言いたくて書かれている?」という事を考えながら読むことができて、要約ができる実力が養われていくためにとても有用な勉強ができる道理です。
とても古いが、これを超える参考書はない!とまで書評にて語られる今著の魅力を少しでも興味を持っていただけましたら幸いです。
まだまだ、名著は埋もれているかと存じますので、
これからもドンドン弊社に入荷した選りすぐりの名著を紹介して参ります。
どうぞ、次回の更新もお楽しみに!
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