三省堂 大学合格 みてすぐわかる日本史 菅野祐孝 1991

今回、ご紹介させていただく書籍はこちらです!
『大学合格 みてすぐわかる日本史』 です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大学受験を目標に、日本史を勉強する人向けの書籍となっています。(1991年発行)
日本史が苦手な人、日本史を勉強したいと思っている人は要チェックです!

気になる内容に入る前に、著者と出版社を簡単に紹介いたします。


出版社 :三省堂
辞典・事典・六法・教科書などの出版で知られ、本社はJR水道橋駅と神田川に挟まれたエリアにあります。
一般書の出版もしていますが、辞典や教科書など勉学に関係する書籍を中心に、多数出版しています。

今回、ご紹介する『大学合格 みてすぐわかる日本史』に関連した書籍は、過去に当ブログでも紹介しておりますので、良ければこちらもご覧ください。

三省堂 大学合格 みてすぐわかる地理 武井正明

三省堂 みてすぐわかる古文 グリデン式 続 1984 和角仁


著者:菅野祐孝
代々木ゼミナール、武蔵高等予備校、ラジオ講座講師。著者が10余年の歳月をかけて独自に開発した「立体パネル」ゼミは
毎年多くの受験生の好評を博し、教室はすべて超満員となっていた。
講義の合間をぬってまとめた参考書は、『シグマ集中ゼミ日本史必出史料』、『セットで覚える日本史』、『5週間実力アップ問題集』、『日本史講義の実況中継』など
40冊をかぞえる。そのほか、『大学入試問題正解』の解答・解説者の1人として、また毎年夏冬の旺文社スクーリング講師をつとめていた。

菅野祐孝先生の他の書籍が気になった方は、過去に当ブログでご紹介した書籍がございますので、合わせてご覧くださいね!

旺文社 日本史の重点暗記法 1992 菅野祐孝


出版社と著者の紹介にお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、書籍の内容に入りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大学入試に限らず、日本史の問題はさまざまな角度から作成できる。
最もオーソドックスな形式は特定のテーマに沿って、史実の要約文を提示し、下線や空欄を設けて、それに関して出題するもので、
いわゆる「次の文を読んであとの問いに答えよ」といったタイプである。
この形式の出題に対処するには、教科書を中心とした学習(とはいっても、教科書本文だけでは不十分で、脚註や掲載史料等を含めての総合学習が必要)で大部分はフォローできる。
教科書・授業を中心に歴史の流れを把握・理解し、個々の時代の社会的背景を十分に整理しておくことが大前提であることは、いうまでもない。
しかし、その反面、史料・資料を提示して、それに関して深く追究する単発的な大枠問題に対しては、別の対策が必要となる。

本書はそうした観点から、大学入試・高等学校定期試験等で頻繁に出題される史料・資料に焦点をあて、必ず狙われるであろう箇所を重点的に、問題形式でコンパクトにまとめたものである。史料・資料については、教科書に採録されているものには最低一度は目を通すべきであるが、その時、どのように出題されても解答できるように、ポイントを押えた学習が要求される。そのポイントは何かーそれを網羅したのが本書である。

と書かれているように、『大学合格 みてすぐわかる日本史』は、史料を中心に掲載されていて、そこから問題が出題される形式になっています。
教科書を使って勉強するだけでは、あまり目にすることは少ない問題形式ではないかと思います。
では、目次を見てみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.頻出史料のチェック
2.頻出歴史地理のチェック
3.頻出系図のチェック
4.頻出図表のチェック
5.頻出重要写真のチェック

の5項目に分けられて、まとめられています。
史料関係だけでなく、歴史地理、系図と日本史で狙われるであろう箇所を厳選し、勉強面を幅広くカバーしてくれる1冊となっています。

1.頻出史料のチェック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

史料に関連した問題が掲載されています。
すぐ隣には答えが書いてあるので、本書に付いている暗記シートを使ってサクサクと勉強ができますね!
教科書のように文章に続けて史料が掲載されているわけではなく、史料のみピックアップされているので、本書から日本史の勉強を始めるには不向きかと思います。
史料内のキーワードを見て、この史料はいつのものなのか、その時の時代のことが分かる方が勉強が効率よく進むと思うので、
本書に入る前に、教科書等で大まかな時代の流れを把握してから始めるやり方をおすすめします。

2.頻出歴史地理のチェック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本のことだけでなく、朝鮮、東アジアなど世界のことも網羅しています。

3.頻出系図のチェック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.頻出図表のチェック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校で詳しく習った記憶がないような、詳細な系図や図表がまとめられているので、受験に向けて勉強をする人にはとても心強いです。

5.頻出重要写真のチェック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建築、絵画、彫刻とそれぞれ狙われそうなポイントが抑えられています。
テストでは、写真から出題される問題も多くあるのでこの項目の問題もマスターしたいですね!


今回は、『大学合格 みてすぐわかる日本史』の紹介を致しましたがどうでしたでしょうか。
それぞれの項目で一部ずつの紹介でしたが、小さい本ながらも190ページに及び、ぎっしりと問題が掲載されています。
受験向けの書籍ですが、日本史が好きで勉強し直したい人にも機会がございましたら、是非ともお手に取っていただきたいです。
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました!!

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  7. 新塔社 現代文読解の根底 1989 高田瑞穂

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