旺文社 堀木の読めてくる現代文1 基礎づくり10+1講 1992 堀木博禮

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みなさん、こんにちは。

当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

さて、本日ご紹介する『堀木の読めてくる現代文1』は1992年発行の絶版書籍で、大学受験の現代文を読み解く上で、多くの受験生に親しまれている書籍の一つです。

(本書のデータ)

単行本:231ページ

出版社: 旺文社

言語: 日本語

ISBN-13: 978-4010305539

発売日: 1992/6/5


はじめに、著者である堀木博禮(ほりきひろのり)先生について少しお話させていただきます。

堀木 博禮(ほりき ひろのり)先生は東京大学文学部仏文学科卒業。
高等学校教諭、短期大学助教授をへて、代々木ゼミナールの講師を務められました。大学入試現代文の第一線で活躍した講師のお一人で、特に記述問題に強く、「東大現代文」を始めとする主に難関大学の上級者レベルの現代文の指導してこられました。その後、Z会通信添削問題の作成や旺文社「大学受験ラジオ講座」の講師等を務め、さらに多くの書籍を執筆し、『現代文トレーニング』は現在も大学受験生に人気のある書籍になっています。

そして本の見開きに、堀木先生の次のようなお言葉があります。

現代文の問題に述べられていることは、すべて「人間」に関わることです。文化論でも言語論でも科学論でも、けっきょくは「人間」です。そして私たちは幽霊のことは分からなくても、「人間」のことは分かるはずです。私たち自身が「人間」なのですから。問題文を読む場合、「ここは具体的にはどういうことなのだろう」という考え方をすると現代文は必ず分かるものなのです。

では「ここは具体的にはどういうことなのだろうか、という考え方」を、私たちはいったいどのように身につけることができるのでしょうか。本書の中身を見ていきましょう。


本書では、全11講の現代文が収録されています

特徴は、全て堀木先生により厳選されたオリジナルの問題であるということです。


本書の一部分です。

堀木先生の解法は、テクニックは必要とせず、オーソドックスな読解法です。本文を徹底的に具体化し、本文全体を理解していく方法です。さらに設問に対する正しい答を出すためには、問題文のどこに、どういう具合に着目すればよいのか、その方法も丁寧に解説されています。また設問に対する解法を説明するだけではなく、問題文全体についても詳しく説明されています。

堀木先生は現代文の読解に必要なことは、「語彙力」と「論理力」を養うことだと言います。この2つを上手く使いこなせれば、現代文を完璧にこなすことができ、読解力が身につくでしょう、と。読解力といっても、それはたんに書き取りができるというだけのことではありません。設問箇所のその言葉のどういう意味に眼を向けるかが大切です。また「論理力」は設問箇所をその前後のどことどこに関連させて、どう読解するのかを明らかにするような具体的な働かせ方をしなければいけません。そうしたことが本書ではきちんと説明されています。

問題集は設問についてのヒントと解答を載せるだけです。しかし、答が本当に分かるためには設問箇所に眼を向けるだけではだめなのです。文章のある箇所の意味はそこだけで成り立っているのではなく、前後左右との関連の中で成り立っているのです。ですからもし皆さんが問題文を読み進めながら、問題文の重要な箇所の意味を理解することができたとしたら、そのとき皆さんは設問に対して正しく答えられるだけではなく、「自分は現代文が分かるようになった」という思いをもつはずです。

限られた文章の中で、筆者がいいたいことを読み取るのが現代文です。

例えば日常生活の中で、人と人とのコミュニケーションも同様に

相手の伝えようとしていることを正確に聞いて、理解することができる力「読解力」、

自分の思いを、相手に対して、自分の言葉で適切に伝えることができる力「語彙力・論理力」が不可欠です。

人と人とのコミュニケーションでも現代文を読み解く上でも、必要とされる実用的な言語能力は同じなのです。

現代文の問題に述べられていることは、すべて「人間」に関わることです。文化論でも言語論でも科学論でも、けっきょくは「人間」です。そして私たちは幽霊のことは分からなくても、「人間」のことは分かるはずです。私たち自身が「人間」なのですから。

この言葉の意味が少し分かったような気がします。


 

いかがでしたか。

今回ご紹介したのは『堀木の読めてくる現代文1』ですが『堀木の読めてくる現代文2』と続編も存在します。1が入門書とすれば、2は実践書として優れた参考書です。ですが、入門書とはいいましたが、難関大学への受験を目指して勉強している、ある程度基礎固めのできている人に向けた参考書だと感じました。

現代文を理解するということは、他教科の得点向上にも繋がります。現代文以外の科目である、英語や日本史も「日本語」で出題され、「日本語」で理解して考察します。そして「日本語」で答えます。すべてのプロセスは「日本語」が基本となっています。現代文ができるということは受験に打ち勝ち、はたまた強みにもなるということです。

この機会に、堀木先生の著書を手にとっていただけると幸いです。

最後までお読みくださりありがとうございました。

それではまた次回の更新をおたのしみに。

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