旺文社 なべつぐのあすなろ数学Ⅰ 1987 渡辺次男

本日紹介するのは渡辺次男先生、通称「なべつぐ先生」の著書で

「なべつぐのあすなろ数学 袋とじでアイディアいっぱいの受験専門書 数学Ⅰ」です。

後にリンクを用意してありますが、本サイト内でも多くの本が紹介されていますね。

「なべつぐ先生」は数学講師としてはとても有名です。

本来は渡辺次男先生として表記するべきですが、今回の紹介分はなべつぐ先生として紹介させていただきます。

著者の説明は過去にも説明されていますが、教育方針は数学を好きになろう。

そんななべつぐ先生の著書は多数あります。

このリスト内にある「あすなろ数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」「すいすい理解数学Ⅰ」は過去に当ブログでも紹介させていただいております。良ければぜひ、こちらも合わせてご覧いただけましたら幸いです。

旺文社 なべつぐのあすなろ数学 1976 渡辺次男

 

旺文社 解法すいすい理解 数学Ⅰ 1986 渡辺次男

本書の初版が発行されたのは1987年…今から30年以上前。

重版がかかり、装丁が変わっても支持され続けるのは良本の証明でしょう。

さて、そんななべつぐ先生を検索すると数学に対してだけでなく、受験生に対しても熱い思いを抱えていらっしゃる事が良く解かります。

又、アマゾンで本書のレビューを見てみると☆5のレビューのみで4件の評価。

発行が30年以上前の著書であるにも関わらず、再販を望む声も有りました。

 

そんな本書の紹介を致しましょう。

なべつぐ先生の著書は数学を好きになって欲しいという想いが強い事もあり、解説の判かりやすさだけでなく、仕掛けのある本もあります。

 

本書は袋とじになっていています。袋とじって開けるときワクワクドキドキしませんか?

(アレ?私だけ…?)

次のページを開けるために、問題を解いていきたくなる事間違いなし…?

以前本サイトでも紹介したあすなろシリーズでは覚えたテキストを切り取り絵を完成させる等もあります。

先生自身がそういった本の楽しみ方をされているからこその仕掛けなのかもしれません。

ついつい読み飛ばしてしまいそうな「はしがき」からしっかり読むこと、分かりやすい言葉で説明してある事。

受験生がついつい陥りそうな事にもアドバイスがしっかり書かれています。

ちょっと面白いアドバイスもありますが…

「めんどうでやりがたい人へ」なんて…先生がそれ言ってもいいんですか?

なんて。文字を読んでいるのに、言葉が聞こえてきそうで…苦手意識のある数学にも興味を持てるような、自分にもできるかも、やってみたい!と思わせるような受験生に対する気持ちが伝わるような解説です。

背表紙にも書かれていますが、対話形式の解説…成程。

一方的に解説や問題を掲示されても中々頭に入っては来ません。

まして苦手意識が強いと特にそうでしょう。そんな受験生(読者)の気持ちを分かって押し付けるのではなく、一緒に理解しようという気持ちが伝わるからこそ先生の著書は未だに根強い人気なのだと思います。

なべつぐ先生は「数学嫌いは作られたもの」という考え方だったようです。

確かに、苦手科目が担当講師が変わった途端好きになった。なんて話はよく聞きます。

なべつぐ先生は受験生には4つのタイプがあると話されていたそうです。

・得意で好き

・得意で嫌い

・不得意で好き

・不得意で嫌い

得意な人はもちろんですが、不得意な人は一度コツをつかむとどんどん理解して伸びていくのだそう。

その不得意や嫌いを克服する為にも、より好きになる為にも良本に触れるのは良いと思います。

 

ただ、惜しむらくはその本の希少性故にお値段が……

勿論、金額に見合うだけの内容だからこそ値段なのですが…

もし、実際手に取る機会があればぜひ楽しんで数学と向き合ってみてください。

 

それでは、次回の紹介もお楽しみに~♪

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