今回紹介する本は、PHP研究所の『図説超合格術大学合格のための学習プランと心理テクニック』です。
「受験」というと毎日1歩ずつコツコツ進んでいくしかありませんが、どこから手を付けていいのか分からない・・・そんな方に向けてのノウハウがぎっしり詰まっています。
書かれたのは有賀悠先生でこんなスーパーエリートな経歴を持っています。
・東大京大ダブル合格、慶応大文系、早稲田大文系理系合格
・国家公務員一種(上級職)、東大大学院合格
・東大薬学部卒業と同時に東大理三(医学部医学科)合格、薬剤師試験合格
東大・京大ダブル合格というと、どうやってするんだ!?と今では思ってしまうのですが、1987,1988年はそれが可能だったのです。
当時はA日程(現在の前期)とB日程(現在の後期)があり、合否に関わらず両方を受験し、両方合格することができたのです。ですので、A日程で東大を受験し、B日程で京大を受験、両方で合格するといったことも可能でした。
現在は前期で合格し、後期も受ける場合は前期の合格を辞退する必要があるため実質不可能となっています。
少々見づらいかもしれませんが中を見ていきますと、「合格スケジュールの作り方」や「何はともあれ、まずカコモン」といった受験に向けての時間の使い方や取り組み方が記されています。
受験に挑むにはまず意識を変えることがスタートということですね・・・!
有賀悠先生の自己啓発本ですが、他にも絶版貴重本といえばこれとも言えるお馴染みの「スーパーエリートの受験術―キミにもできる」という本も執筆されており、絶版状態で価格数万円とかなり高騰しています。
ちなみに有賀悠は実はペンネームで本名は「下村直樹」と言い、現在は医師をしているそうです。
そして、「スーパーエリートの受験術」には実は2種類あるんです。
知っていましたか!?
この「改定新版」ですが、著者の許可なく発行されたという噂がある少々いわくつきの書籍なのです。
また、有賀悠先生もこの時代に受験関連本を執筆していたことを現在では大変恥じていて、頑なに復刻を拒んでいるため絶版状態となっているそうです。
しかし、国立国会図書館で貸出やコピーがとれるといったサービスがあるようなので内容が気になる方は利用してみてはいかがでしょうか?
「スーパーエリートの受験術」に関しては以下のページでも紹介しています。
鹿砦社 君にもできるスーパーエリートの受験術 1995 有賀ゆう
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