本日、皆さんに是非紹介したい1冊がこちら。
『“これでわかる”宮尾の英語 長文読解入門ゼミ』宮尾瑛祥先生著です。
本書は、こんな言葉から始まります。
今日の入試英語は、「長文読解にはじまり、長文読解に終わる」
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宮尾先生は、冒頭で
《長文読解を克服しなければ、合格は難しい!》
と、はっきり述べられているんです。
これは一体どういうことなのでしょうか。
その答えも明確に提示されています。
「長文英語は、単語、熟語、構文さらに文法などの知識による理解度を
様々な形式で問う総合問題である為、その長文英語を読み解く力こそが
受験合格には必要不可欠である!」という事なんです。
長文英語に挑む際、誰しも“日本語に訳す”ことに神経を集中させますよね。
もちろん、当然のステップです。
しかし“合格”を手に入れるためには、そのさらに上のステップを目指さなければなりません。
それが【読解】なんです。
読解とは、読んで字のごとく「文章を読んでその意味を読み取り理解すること」です。
その文章を読み、筆者の論理的な思考を理解し、核心を掴み取る力をつけること、これがまさに“合格の鍵”となるのです。
しかし多くの受験生は、単語や熟語を必死になって頭に叩き込み、
英文を日本語に訳していくことに時間を費やしてしまい、
本当の意味で文章を理解し、問題を解いていく、という一番重要な
《最終ステップ》にまでたどり着かないまま、入試に臨んでいる、
と宮尾先生は仰られています。
では、どのようにしてその《最終ステップ》にたどり着けば良いのか…
それは本書をじっくり読めばおのずとわかってくるのです。
それでは、本書の内容を見ていきたいと思います。
目次からもわかる通り、センテンスやパラグラフといった、
ひとまとまりの文章や、その構造を把握することに重きが置かれています。
ひとつひとつの単語をぶつ切りで訳していくといった発想ではなく、
全体の構成を大きく捉えて理解していくという点が本書の特徴です。
また、本書は、【評論文】【小説文】というふうに、ジャンル分けがされており、それぞれの読み方・解き方が明確に記載されています。
ここで挙げた“小説形式(物語、随筆等)”のページ冒頭には、このように書かれています。
「小説では主人公の心理を読み、随筆では筆者の考え、性格、立場などの内的な感情心理を読解することが求められる」
まさに、これが【読解(読み解く)】ということなんです。
ただ単に読む⇒訳すでは理解できない、筆者や主人公の感情の動きまでを
読み取ることができてこそ、本当の読解力が身についたと言えるのではないでしょうか。
先程もご紹介したとおり、本書には【評論文】や【小説文】等、様々なジャンルの長文が数多く掲載されています。
多彩なジャンルの長文を日本語訳と照らし合わせながら、また、本題とともに掲載されている例題を活用しながら、ひとつずつじっくりと読み解いてみてください。
必ず、合格への道が切り開かれていくはずです。
《長文読解を克服しなければ、合格は難しい!》
つまりっ!!
《長文読解を克服すれば、必ず合格できる!》
ということなんです。
是非とも本書を【読解】してみてください。
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