本日は「東京出版 大学への数学 新作問題演習 1979年9月臨時増刊 」をご紹介させていただきます。
当ブログをご覧になっている方々にはもはや「大学への数学」の説明は不要だと思いますが、まずは少し説明させてください。。。
1957年の創刊から現在も続く東京出版の月刊誌で、東大・京大などの最難関大理系志望者以外や受験数学を好む大学生、中学や高校の数学教員などにも愛読されています。
主な執筆者は大手予備校等の名だたる講師や大学教授を揃え、常に新鮮な受験数学が解説されています。
そんな大学への数学の臨時増刊号として発刊された本書「理系・新作問題演習」は伝説的な問題集の一つであると思います。
1958年から20年間発行され、惜しくも1992年に廃刊になっています。
それでは当時の執筆者を見てみましょう。
当ブログで何冊か著書を紹介させていただいている山本矩一郎先生をはじめ、安田亨、福田邦彦、十河利行、本部千代、佐々木稔と錚々たるメンバーです。
個人的には85年の阪神タイガースを彷彿させます(^^;)
「理系・新作問題演習」は全て自作問題=新作問題で構成されています。
様々な問題集や参考書を解き倒した無双モードの受験生にとって、新作問題ということは初見の問題に対する適応力も鍛えられるということもあって、本書は当時から理系数学受験問題集の最終着地地点であったと言えると思います。
現在は中古市場においても常に高値をキープしている本シリーズ。
廃刊と根強い人気が高値を維持している理由ですが、理系数学最高峰の問題が詰まったこの「理系・新作問題演習」はぜひともコンプリートしておきたいシリーズの一つですよね!
ところで、山本矩一郎先生といえば「数学超特急」ですよね。「数学超特急」の紹介ページもあります。
この超特急シリーズ今でも全シリーズ持っております。それどころか代ゼミでの講義テキスト、録音したテープまであります。
懐かしく聞いております。この講師を超える人はなかなか出てこないでしょう。
コメントありがとうございます(_ _)山本矩一郎先生のテキスト、講義テープ、大変貴重な代物ですね。元生徒の方や予備校講師の方などが今でも語りぐさにされる講義。一度でいいから聞いてみたいという思いを多くの方が抱いているのではないでしょうか。大変な宝物をお持ちだと思いました。講義の感想等もございましたらお時間ございますときに投稿していただければ幸いです。この度は投稿ありがとうございました、今後ともよろしくお願いいたします。