本日は「東進ハイスクール 永田達三の英語の神髄 -基礎-構文解釈法講義 ’04」の紹介です。
2004年当時、東進ハイスクールで実際に使用されていたテキストになります。
講師は永田達三先生です。
東京外語大に現役合格で入学しましたが、大学の授業内容に失望し19歳で単身ロンドンへ渡り勉学に励んでおりましたが、ロンドンで浮浪者となり、(オックスフォード大卒の浮浪者から生きていくための英語を学びました。
そんな永田達三先生は帰国後に早稲田法学部へ入学され、
卒業後は早稲田ゼミナールなどで教鞭を取っておりましたが、東進ハイスクールの設立 と同時に移籍、またご自身でも永田塾(後にLoys)を設立されました。
こちらは38歳の時の永田先生のインタービュー記事です。
とても38歳には見えない(失礼
鬼気迫るといった表情をされています。
ちなみに、現在受験サプリの講師をされている伊藤賀一先生は、教科は違いますが永田塾で教鞭をとっておられ、永田先生の教えを受けた講師です。
@Salty_naoto もちろんいます。英語の関正生先生。文句無し、超一流ですよ。あとは自分の会社の社長だった元東進の英語の永田達三先生。滅茶苦茶だったけど凄い(笑)。
— 伊藤賀一(がいち/日本一生徒数の多い社会科講師/著書・監修書74冊/累計121万部※電子含まず) (@itougaichi) September 28, 2014
伊藤賀一先生によると「初任給は何と3万円、ある月に試しにタイムカードを打ってみたら、512時間勤務していました」ということです。
さすが「無茶苦茶だったけど凄い」と言わしめるだけのことはありますね。
東進ハイスクールでは主にハイレベルの講義を担当していましたが、
「チロリロリン」・「パンパカパン」をはじめとした自作用語の乱発や言語学の研究者だけあって難解なワードを使用することから講義に慣れるまで時間がかかる一方、ファンも多く講義中の雑談で「人生観や価値観が変わった」などの声も多数ある、非常に魅力的な先生でした。
永田達三先生の授業、当時これはすごい絶対後々の糧になると思って強いキャラクターに時折辟易としながらも授業の内容には真剣に取り組んでいたけど、いま改めて思うとちゃんと自分の中に息づいている。永田先生お元気かな。前に高田馬場いったら塾はなくなっていたけど。
— シェイエス (@t0m0y_n) May 16, 2015
また、当時の東進では以前に当ブログで紹介した滝山(瀧山)敏郎先生も教鞭を執っていました。
「反復と対比」「認識表現」「時事表現」「話題名詞の抽出による内容把握」など、幾つかの読み方の基本があると教えています。
例えば文章中に”but”を探す(文字として書かれていなくても)必要性を説き、其れが筆者の主張を示すと解説しています。
また、授業で得た内容は大学入試だけではなく、「社会に出てから役に立った」などの声も多く、まさに「英語の神髄」を学べる講義内容だったとのことです。
その証に、伝説の講義を収めたVHSは中古市場で超が付くプレミア品です!!
とても興味のある講義ですね!
残念ながら現在は引退されているとのことです。
調べてみたら永田達三氏はもう引退しているみたいだ。。とにかくこの人は面白かったな・・高校で慶応出身の外部講師が来ていたが、そいつの200倍面白かった。永田氏は基督教大~早大だったはず。やはり早大だな。慶応の英語は好かん。
— Kashima 2B (@syuukyuukyo) February 27, 2015
難解ではありますが記憶に残る印象的な講義をされていたので、「永田信者」は今でも多数いらっしゃり、関正夫先生も永田達三先生の影響を受けています。
関正生先生の英文法の本、やっぱり永田達三先生の影響も受けてはったか( ´ ▽ ` )ノ わざと用語を難しくしてたのが永田先生やけど、今ならよりわかりやすい形でアウトプットする方がいいよね( ´ ▽ ` )ノ pic.twitter.com/Flq8RhjFT9
— Tsuyoshi Q Hayashi (@TsuyoQ) May 20, 2015
当時の講義を受けていた皆様には当テキストはとても懐かしい物ではないでしょうか??
永田達三先生のテキストは「句と節の理解 前置詞特講」も紹介しています。
はじめまして。過去のエントリーですがコメントさせていただきます。
永田先生はこのブログが書かれた時点では病気療養中だったそうですが、今では復帰されています。
早稲田予備校で教えられているそうですよ。リンクを張っておきます。