本日紹介するのは
「日本英語教育協会 西尾の実戦シリーズ7
実践英語発音問題 重要3000語 1971 西尾孝」です。
著者は早稲田大学や代々木ゼミナールで英語の講師をされてきた西尾孝先生です。
旺文社の大学受験ラジオ講座の講師をつとめていた事でも有名です。
先生は数多くの著書がありますが、こちらは「西尾の実戦シリーズ 」の7巻目に当たります。
テキストはタイトルの通り発音問題について解説されています。
英語の勉強の際に(話す力)speakingや(聴く力)hearing、さらには発音アクセントに困った経験はありませんでしょうか?
日本の一般的な中高の英語教育ではこの部分が特に軽視されがちです。文法の公式や単語のミニテストなどは力を入れるのに対し、hearingは中間期末テストでオマケ程度、speakingは隣の席のクラスメイトと教科書を読み合うだけ、発音に至ってはほぼ皆無に等しい…。恐らくこれが殆どの方が経験した学校での英語学習ではないでしょうか?
ですが、悲しいかな大学入試問題では下記のはしがきにもあるようにreadingとwritingも合わせて4つの技能が満遍無く出題されるようになっています。
先生はこの問題に対して範囲が限定されかつ、一定の語が毎年同じように繰り返され出題されているとも述べられています。
このテキストはその傾向に焦点を当て、全て勉強し終えた時は自然とマスター出来るようになっているに作られています。
ではその中身を確認していきたいと思います。
重要な語句をはじめ、解説ではその問題に対しての注力する部分を赤字で適切に説明されています。この赤字の部分はテキストが発行(1971年)された次の年度の入試に出題される問題を解く公約数とのことです。
日本人には訛りの問題や聞き取れない発音などハンデが多々ありますが、英語を本当の意味で習得し「使う」ためにもこのテキストを足掛かりにspeakingとhearingを強化していきたいですね。
先生のテキストはこの巻に限らずほぼ全てが絶版なのですが、やはり多くの著書を出していただけにわかりやすいので探していてはいかがでしょう?
これで「日本英語教育協会 西尾の実戦シリーズ7実践英語発音問題 重要3000語 1971 西尾孝」の紹介を終了します。
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