研究社 英語は前置詞から 1974 初版 児玉仁士

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本日ご紹介するのはこちら「英語は前置詞から」でございます。
本の内容が容易に想像できる思い切りのいいタイトルです!

前置詞、というと中学や高校で嫌と言うほど耳にしましたが、ちゃんと説明できるかと言われるとなかなか難しいのではないでしょうか。

そこで!調べてみましたところ

ヨーロッパ語の文法で、品詞の一つ。名詞や代名詞の前に置かれて、それの、他の語に対する関係を示す。

というなんともざっくばらんとした説明がでてきます。
「他の語に対する関係を示す」とはシンプルな説明ですが、一体どういうことでしょうか。
具体的にいうと、前置詞とは「at」や「of」や「in」などなど出てきますし、文章で見るとなんとなく意味はわかることも多いですよね。
でも、なんとなくわかることもあれば、わかっているつもりでいると、どうしてここでその前置詞が!?という場面も大いにあるはずです。
ましてや、自分で英作文するとなるとかなり手強いのが前置詞ではないでしょうか。
この参考書は、ズバリそのようなわかるようでわからない前置詞に着目した、まさにかゆい所に手が届く一冊となっているのです。



はしがきを見ますと、我々が前置詞にてこずる理由を

これは前置詞に相当する品詞が日本度にないことにその主な原因があり。なおその上に、前置詞の用法をいっそう難しくしているのは、
その昨日が日本語の助詞と本質的に異なっているとはいいながらも部分的に似ていることである。このために、われわれは日本語の発想に
わざわいされて、前置詞の選択をしばしば誤って使用してしまうことがある。

と分析しています。似ているようで似ていない助詞に置き換えてしまうということで理解が妨げられており、これを解消するための参考書であるという頼もしいお言葉です!



内容の構成をみてみますと、基礎的なことから応用、実際の入試問題に挑戦など取り扱われており、
効率よくかつ徹底的に前置詞について学べる内容となっています。
さすが「英語は前置詞から」と唱うだけのことはありそうです!




・前置詞はどのような語(つまり、品詞)とどのように結びつくか
・前置詞はどのような位置に置かれるか
・前置詞にはどのような種類があるか
etc…..
前置詞を理解するために細かく項目を設けていますので、これから英語を学ぶ方や英語からは遠のいたけれど再勉強した方には良い手助けになりそうです。
さて、下記の問題、みなさんは解けますようでしょうか??
むむ…となった方はぜひこの書籍で前置詞をおさらいしてみましょう♪

英文法の参考書は数多くありますが、数が多ければ多いほどどれを使えば良いか迷うの事実で、
こちらの書籍のようにピンポイントでテーマがあるものは自分の苦手に合わせて選びやすく、わからなくなった時にはすぐに見直すことができるので大変実用的ですね。
著者は獨協大学名誉教授の児玉仁士先生です。
学生時代は青山学院大学で学び、ケンブリッジ大学で古・中期英語を研究されていたようです。
英語の他にもオランダやドイツで使われているフリジア語を専門とされていたようですが、残念ながら詳しい情報が得られませんでしたのでご存知の方はぜひメッセージを頂けると参考書ブログ担当者は大喜びでございます。
フリジア語という言語も児玉先生を調べていて初めて知りましたので、世の中自分の知らないことを知っている人が沢山いるものだなあと痛感いたしました。
言語学研究に基づいた中身の濃いこの1冊、これでぜひ前置詞をマスターしたいものですね♪

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コメント

    • 鈴木聡
    • 2020年 7月 03日

    児玉先生はもともとは高校の先生をされていました。そこから大学の先生になりました。児玉先生の師匠は鈴木重威という文献学では有名な先生です。児玉先生はその鈴木氏の高弟です。そのため、本来の専門分野は古英語•中英語です。そのため、鈴木重威氏の古英語詩三部作でも執筆しています。その古英語の研究から鈴木重威氏の示唆もあり、フリジア語へと入っていきました。日本では、それまでフリジア語研究がなされていなかったことから全て試行錯誤で取り組み、完成したのが『フリジア語文法』です。その後も精力的に研究がなされ、日本で初めての『フリジア語辞典』と『日本語フリジア語辞典』を完成させました。もっとも、児玉先生は辞書の執筆及び編纂に関しては研究社の『新英和大辞典第5版』かわ、辞書の執筆は研究社な『英語語源辞典』が、そしかて、校正では大修館の『新スタンダード英和辞典』と、既に多くの経験を積まれていたことから、他の特殊語学辞典よりも完成度のフリジア語関係の辞書を作ることができました。なお、書籍に関しても、かつて高校教師だった経験から、どのようなところで学生が躓くのかを理解しており、教学社の『受験の最前線 慶應義塾大学』やサイドリーダー用のテキストも研究社から出版されています。そのほかにも大学•短大用のテキストも数多く出版なさっています。

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