今回は「駿台文庫 国公立対策 入試数学攻略のポイント’99 秋山延雄 本野誉」を
紹介させていただきます。
著者は秋山延雄先生と本野誉先生です。
この本にはおもしろい特徴があります。
まず著者紹介では名前の横になんとニックネームが書かれています。
プロレス好きでアントニオ猪木ファンの秋山先生は闘魂、
そして自称レーサー・モータースポーツ好きの本野先生はセナ
お二方の素顔が垣間見えますね。
そしてなんと言ってもこちら!!
本書の特長と利用法が関西弁で書かれているんです!
関西出身者の私としてはなんだか親近感が湧いてしまいます。
さて、自称レーサーのセナこと本野先生ですが、そのスピードは授業にも反映されているようで頭の回転も速ければ暗算も速い。
更に忙しいという言葉がぴったり当てはまるほど板書が速く、3つある黒板を1周し板書が消えてしまうまでに書き写し終えないということもしばしば・・・
講義終了後は長蛇の列になっており、なかなか質問できないなんてこともあり、かなり人気の先生です。
現在は関西駿台で数学XS、YSなどの授業を担当しています。
過去には代ゼミやZ会マスターコースで教えていたこともあるようです。
プロレス好き、アントニオ猪木ファンの秋山先生は派手な服装で有名でしたが、残念ながらお亡くなりになっています。関西駿台では「数学特講ⅠAⅡB」のテキスト作成も担当していらっしゃいました。
現在は杉山義明先生が引き継いでいらっしゃいます。
そして本書のもうひとつの特徴として
高校でしっかり習わない公式や定理が入っていることもあります。
ですので数学が苦手な人はついていくのが大変かもしれません。
しかし「☆」等で問題の解き方の要点が書いてあるので
そこを見逃さずに気付けるかが理解できるポイントになるのではないでしょうか。
ただ聞いて書き写すだけでなく、自分で発見する力が大切なのだと感じさせてくれる参考書といえます。
駿台文庫の数学の参考書は過去にもいくつか紹介させていただきました。
こちらはもっと古く、表紙のデザインが駿台受験叢書時代のものですね。
この記事へのコメントはありません。