研数書院 VITALS SERIES 英語発音の基礎 1968 緒方勲

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猛暑が続いていますが、お休みの日にクーラーの効いたお部屋でじっくり読みたい1冊を紹介いたします。

研数書院 「英語発音の基礎」でございます。

あいにく著者の緒方勲先生については情報を得られておりませんが、

肩書をみるかぎり教育の現場で実際に教えられていた方であることは

間違いなさそうですね!

さて、中身ですが高校で勉強する内容に加え、資料的な面での活用を狙ったのが本書となります。ずばり、テーマは発音!

 

Chapter1.英米語の実際の発音の要領を説明する

Chapter2.英米語の母音の発音とつづりの関係を説明する/英米語の子音の発音とつづりの関係を説明する

Chapter3. 英米語の単語のアクセントを説明する

Chapter4. 英米語のリズムとイントネーションを説明する

主な構成は上記の4つとなっていますが、下記のようにチャプターごとにさらに細かい単元が設けられています。

母音についてだけでも、6項目もあります。まさに発音事典とでもいうべき参考書です。

実際の発音方法について、文章で口や舌の動きを説明されると理解が難しい気もしますが、書いている通りに実際に発音してみますと、なるほど確かにそれらしい音が出るものです。

英語の発音は日本人が苦手とするところでもありますが、この舌などの動きを理解しながら音を聞いたり発したりすると学習効果がありそうです。

また、発音を学ぶにあたり基本的な用語の解説もしっかりしてくれています。

「母音」というと、「アイウエオの音」程度にしか理解しておりませんでしたが

聞こえの度が大きい、したがって、アクセントをつけることができる

という説明にはなるほどなあと言うところです。

また、本書で特色的に思うのは英語をアメリカ英語とイギリス英語で区別している点であるかと思われます。

 

「イギリス英語」と「アメリカ英語」 海外ドラマがお好きな方や海外経験がある方はピンとくるはずですが、イントネーションがずいぶん違っていますよね。

日本の高校では主にアメリカ英語を学んでいますが、それが「アメリカ英語」であることやイギリス英語との違いなどは深く触れられていないのが現状かと思います。

イギリス公共放送であるBBCのアナウンサーの発音など、特に南部の教養をもった改装の人々の話す英語は王族の英語、標準的な英語として「クィーンズイングリッシュ」

と言われています。両者はイントネーションが違うだけではなく、同じ意味でも単語が違うことが多々あります。

例えばみんなだいすきなポテトチップスはアメリカ英語になります。ポテトチップス以外にポテトチップスをなんというの!?と

困ってしまいますが、イギリス英語では「Crisp クリスプス」といいます。

また、ファストフードなどでもよく使われるお持ち帰りを意味する「テイクアウト」ですが、こちらはイギリスでは「takeaway」と言うのです。

受験勉強をした身からすると、「takeaway」といってしまうと「取り除く、運び去る」というような意味合いのイメージが強くありますので少々違和感を

覚えますがところ変われば表現も変わるということですね。

世界的にスタンダードなのはアメリカ英語とのことですが、意外にもアメリカ英語を使っている国は少ないという不思議です。

英語と一言で言いましてもさまざまな地域性や特色があることは理解しておいた方が損はなさそうですね!

 

では、アメリカ人になりきっていざ発音してみましょう!コツは

1.母音を比較的長く引っぱって発音する傾向があること

2.鼻にかかる発音が多いこと

3.比較的平板な音調で、文尾に近い語の調子が高くなること

の3つだそうです!

上記を参考にアメリカ英語とイギリス英語を使い分け、聞き分けられるようになれるとかっこいいですね!

さて、みなさんはいくつ解けますか?

理論を踏まえた上で実際に英語の聞き取りや発声をすると学習効果がありそうです!

入試には発音はあまり点数が設けられていませんが、深く英語を学びたい理論派の方にはおすすめの1冊となっています♪

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