本日は、「英潮社ペンギンブックス ペンギン版・アメリカ短編集 1977」を紹介いたします。
今著の特徴としましては、ペンギンブックス が出版したアメリカの小説家達の有名な短編を取り上げているという点です。
こちらは、原文と日本語注釈書が付いているものとなっており、文について詳しい注釈が掲載されております。
英文で読み進めることで、楽しみながら自然に長文の読解力を養える編集になっています。
日本語の注釈書がありますので、さらに理解を深めるための一助になることでしょう。
こちらは目次
有名なワシントン・アーヴィングのスリーピー・ホロウの伝説もありますね
ワシントン・アーヴィングはスリーピー・ホロウの他にも西洋の浦島太郎ともいわれているリップ ・ヴァン・ウィンクルなど有名な作品を多く書かれている小説家です。
他にもエドガー・アラン・ポーのアッシャー家の崩壊、ハーマン・メルヴィルのバートルビーなど アメリカの作家の代表作や有名な短編小説が多くあります。
スリーピー・ホロウの原文そして注釈
注釈には、前述のとおり日本語訳も少し書かれているので読みやすくなっています。
そもそも、スリーピー・ホロウとは?
簡単ではありますが、ここでスリーピー・ホロウの説明を申し上げます。
開拓時代、アメリカに渡って来た残虐なドイツ人騎士がいた。彼は殺されて首を斬られたがやがて 首なし騎士として復活し、光る眼を持つ馬に乗ってニューヨーク近郊の森の中で犠牲者を待っている という。そんな中、主人公の学校教師が住んでいるスリーピー・ホロウという村で彼がパーティの 帰りに首なし騎士に出会ってしまう。(ウィキペディアより引用)
そこから、恐怖のホラー小説か?と思いきや実は意外と首なし騎士は多く登場しなかったりと
そこまで怖いというわけではないので、ホラーが苦手な方でも読めるような話ではないかと思います。
この話は特に有名で近年では1999年のティム・バートン監督の作品は知っておられる方も多いので はないかと思います。
ただし、こちらはホラー映画ですので恐怖演出としてグロテスクな表現がいくつかあるので興味の ある方はご注意ください。
スリーピー・ホロウこの伝説は、同じくアーヴィングの作品であるリップ・ヴァン・ウィンクルな どとともに、特にハロウィーンの時期などにアメリカ人の間で親しまれる物語となったそうです。
スリーピー・ホロウの正確な場所は特定されていないが、ニューヨーク州ウエストチェスター郡が物語の舞台とされている。この付近には同名の地名や建物が数多く存在し、1997年には正式な名称となった村(Sleepy Hollow)が誕生した。(ウィキペディアより引用)
上記のように舞台となった場所には、スリーピー・ホロウが正式名称となった村が誕生したとありますね。地名にまでなってしまうのは、いかにこの物語が親しまれているか?が伺える情報ですよね。
いかがでしたでしょうか?
アメリカの有名な作家の短編がピックアップされたこちらの本、楽しみながら英語力を上げてみるには格好の一冊といえるのではないでしょうか?
ネットでの購入も簡単にできる現在、希少な本でも探してみれば出会いの機会を得ることも可能だと思います。
ご興味の湧いた方、または思い出した方、探してみて、手に取って挑戦してみるのはいかがでしょうか?
それでは、次回更新もお楽しみに!
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