東進ブックス 永田達三の「英文法」に強くなる実況放送(上)(下) 1992 永田達三

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

今回はこの書籍を紹介させていただきます。

1992年に東進ブックスより発行された「永田達三の「英文法」に強くなる実況放送(上)(下)」です。

著者は本のタイトルを見ていただければ分かると思いますが英語に迷える受験生の救世主こと永田達三先生です。当ブログでも以前に2度紹介させていただいています。

以前の記事で永田先生について詳しく紹介していますので永田先生をご存じない方は是非読んでみてください。

↓「東進 永田達三の英語の神髄 -基礎-構文解釈法講義」の記事はこちらからどうぞ!↓

↓「東進 句と節の理解 前置詞特講 永田達三」の記事はこちらからどうぞ!↓

今回紹介させていただく「永田達三の「英文法」に強くなる実況放送」は永田先生が本書より約三年前に書かれた「永田達三の英語英文法正答識別法の入門的な役割の本です。

正答識別法とはなにかというと本書にはこのように書かれています。

合う人には合いすぎて楽しくなり逆に他がおろそかになってしまうほどの英文法なのですね。これを見ただけでどんなものだろうと期待してしまいます。


では、内容の紹介に入らせていただきます。

まず、目次を見てみますと「フーン」となったら全体自動詞など変わったタイトルがついていて、他の参考書とは違うなと感じます。

内容もこのように文法を丸暗記するのではなく単語を変化させ、文法の考え方を教えてくれます。単語に関係のない部分も癖があって頭に残りやすい工夫をしてくれています。

おおまかな流れとしては「全体自動詞」と「全体他動詞」という考え方を軸に名詞や代名詞の働きを上下巻にわたって理解していき、最後までついてくることができれば考えていけば何とかなる「ふんばりの英語」が身につくというつくりになっています。


英語の勉強に面白みを感じられずに嫌いになってしまった、分からなくなったという方に今までやってきた文法とはまったく違う形で考えていけば解答にたどりつく方法を教えてくれる参考書になります。

英語が苦手な方には興味深い内容になっているかと思うのですが、こちらの2冊は絶版になっており、現時点でアマゾンの中古価格もそれなりの値段で手が出しにくくなっています。

興味のある方は永田達三先生の「名人の授業 永田の英語の神髄 長文読解法講義」と「永田達三の英語英文法正答識別法」2冊で大体の内容をカバーできるという口コミがありましたのでこちらの2冊を買ってみるのはいかがでしょうか?

 

関連記事

  1. 中経出版 数学が思わず好きになってしまう本 2002 丑田俊二

  2. 駿台文庫 必修英単語 3000選 鈴木長十 伊藤和夫

  3. 啓林館 対話でつづる現代数学シリーズ 栗田稔

  4. 代々木ライブラリー 富田のビジュアル英文読解 内容一致問題Ver.2 1998 富田一彦

  5. 學燈社 宮下の漢文ダイジェスト 1994 宮下典男

  6. 東進 化学 良問精選IB・II (ハイクラス編) 二見太郎

  7. 科学新興社 ステレオグラフ 幾何 1961 田中太三郎

  8. 大学入試数学問題集 10日間の場合の数・確率

  9. 語学春秋社 ベーシック古文総合問題集 原栄一 1996

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

サイト紹介

絶版参考書博物館

主に大学受験の参考書や問題集、教材で絶版となった書籍を紹介しています。王道からマニアックな参考書まで毎週、著者や内容、時代背景とともに紹介します。

カテゴリー

カレンダー

2017年10月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031 

月別アーカイブ

運営サイト紹介

PAGE TOP