本日は「代ゼミ 化学(有機)有機化学 1982 夏冬期 2冊 大西憲昇」の紹介です。
化学(有機)と有機化学の2冊です。
著者は当時受験化学の神様と謳われた 大西憲昇先生です。
1982年のテキストですので、30年以上前のものとなります。
少々見にくいですが、中身を見てみますと
「諸君はまず教科書をよく読んで自分で解答して講習に臨んでいただきたい~」
とあり、教科書を見ながらテキストを解き、予習をしてくることは必須の講義のようですね。
大西先生の他の著書としては
「化学講義の実況中継」が有名ではないでしょうか?
その他にもいくつか入試化学の参考書等を書かれているようですが、中には大学に入ってから理解できたという声が多い参考書もあったようです。
明治薬科大学助教授もされていたようで、学者肌の先生の著書は内容が高度過ぎた参考書が多くあり、絶版の本も多くリクエストもたくさん寄せられているそうですが、当時の紙原稿しか残っていないものも多く、データ化して復刊となると費用もかかるので難しいそうです。
大西先生の著書を多数そろえるのは難しいかもしれませんが、1冊でも手にとって読んでみると面白いかもしれませんね。
大西憲昇先生については、化学関係を商売されている(博士(理学)でしたが)されている方から、「亀田先生の講義内容のほとんどは実は大西憲昇先生からもっていっているだよ」と話されていたことがあります。どうやら物理の前田先生にしても、講師が引き継いでいるのですね。しかし、数学の「瞬間部分積分法」などは安田先生辺りが引き継いでいるのでしょうか?難しすぎて引き継がれなかったのでしょうか?
貴重な情報ありがとうございます。講義の内容が引き継がれるというのは面白いですね。亀田先生の講義は受験の化学という観点からは賛否両論あるようですが、今の時代に大西憲昇先生がいたらどういった評価を受けるかなどと想像すると興味が湧きます。瞬間部分積分はSEG出版から出ていた数学受験教科書シリーズにも載っていたと聞いたことがあります。私が予備校に通っていた時は代ゼミの山本俊郎先生が瞬間部分積分と思われる教え方をしたことがあったように思います。ただ、大分前になってしまうため、瞬間部分積分と呼んでいたかどうかなど細かな内容は思い出せません。同じ代ゼミの荻野先生は荻野式瞬間部分積分、瞬間部分積分USAバージョンなどと呼んで使っているようですね。瞬間部分積分には「瞬間部分積分がしたいことを実現しているのが部分積分の公式であり、瞬間部分積分は時間がかかりミスしやすく何のメリットもない」といった否定的な意見もあるようです(http://saitei.net/2016/07/13/post-20/)。これからも貴重な情報を投稿していただければ幸いです。
昔、代ゼミで先生の有機化学の講義を受けました。高度な内容が大変分りやすかったです。
良い思い出です。当時のテキストを探しています。
コメントありがとうございます(_ _)大西先生、今でも当時の受講生から人気のある先生ですね(^^;)大西先生のテキストはなかなか入手が難しいのですが、お売りいただいた方がいらっしゃった場合は弊社のヤフオクストア(ブックスドリーム 学参ストア 本店・2号店)で販売しておりますので、探していただければ幸いです。常にあるわけではないので、お待ちいただく可能性があり、その点大変申し訳ございませんがご了解の程お願いいたします。今後ともよろしくお願いいたします。