啓林館 対話でつづる現代数学シリーズ 栗田稔

LINEで送る
Pocket
LinkedIn にシェア

ハロウィンも終わり、いよいよ冬の気配が色濃くなってまいりました!

受験生の皆様も最後の追い込みに向けて気合十分といったところでしょうか。

本日紹介する参考書は栗田稔先生著「啓林館 対話でつづる現代数学シリーズ」です!

 

まず栗田稔先生ですが、1913年に生まれ、当時の東京帝国大学(現在の東京大学)を卒業した後、第八高等学校(現在の)で講師、教授として教壇に立ちながら
かの有名な「大学への数学」の著者の一人としてもよく知られ、「大学への数学 問題はどう作られるのか」「リーマン幾何」など幅広く数学に関する著作を残されています。

 

こちらのシリーズは数学について全般的に学べるシリーズとなっていますが、その中でも特に気になるのは「数学的考え方」。

内容をみてますと…

それぞれの単元とは別に、数学そのものについての理解を深めるような内容の
1冊となっております!

 

教える側としては、違った教材の中にも通ずる考え方を見出して意識に浮かび上がらせたり、発展していく教材では表面的なことだけでなく、そのそこに流れる数学的考え方というものを感得させていくことは、口にしないでもその授業を生き生きとさせ、生徒にとって有形無形に多くのものを与えることができるであろう。

と書かれているように、目次でも「数学の特色」「解法の発見」というふうに数学という考え方そのもについての項目が目立ちます。

学校の授業などでは公式は教えてもらえますが、なかなか数学といった学問自体の
意義やあり方については触れませんので、受験勉強には直接関係しませんが、数学に対してより根本的な理解に繋がるような興味深い内容です。

 

上記のように、

数学がどのようにして考えられ、形成されたものであるか

といった根本的な問いから始まっていますが、みなさんはそのような問いを抱いたことがあるでしょうか??

数学というと論理的な思考ということで、素人には不変的なイメージがありますが、
現代数学と「現代」と銘打たれているのは、数学そのものに関しても常に新しい発見や考え方が展開されている所以です。

数学という学問が農業という生活に密着した営みから派生したことからも、普段の生活には縁遠いように思えて、実は私達の考え方や生活の変化にともなって数学という学問も変化しているんですね。

そのことが、本書のテーマでもある「数学とは何か」という問いに行き着くのではないでしょうか。

少し言葉遣いは難しそうですが、数学という学問についての根本的な考え方を学べる書籍ですので、数学ファンの方は必読の参考書ではないでしょうか。数学は苦手で…という方も、「考えた方」を知ることで新たな側面で数学を捉えられるようになるかもしれませんね♪

LINEで送る
Pocket
LinkedIn にシェア

関連記事

  1. 旺文社 高英ゼミ 重要イディオムの整理と活用 多田幸蔵著

  2. 光文社 奇跡の対話教育 1983 磯村懋

  3. 旺文社 これでたりる数Ⅰ・ⅡB 受験数学34の原則 渡辺次男 1975年発行

  4. 三省堂 現代英文解釈法 改訂版 荒牧鉄雄著 1962発行

  5. 科学新興社 解法の手びき 数学Ⅰ 新課程 矢野健太郎

  6. 三省堂 新英文法 第2版 1978 岩田一男

  7. 現代数学社 いかに崩すか 難関大学への数学(理系版) 中村英樹著 1999

  8. 東洋館出版 魅せる化学の実験授業 高等学校「化学基礎」編 岩田久道/後藤顕一編著 2011年発行

  9. ピタゴラスの定理100の証明法 幾何の散歩道 森下四郎 プレアデス出版

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

サイト紹介

絶版参考書博物館
 
主に大学受験の参考書や問題集、教材で絶版となった書籍を紹介しています。王道からマニアックな参考書まで毎週、著者や内容、時代背景とともに紹介します。
 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加 

 

カテゴリー

カレンダー

2017年11月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

月別アーカイブ

運営者

株式会社ブックスドリーム

株式会社ブックスドリーム

参考書・予備校テキスト、教科書・専門書・医学書を専門に買取・販売しています。 インターネットからの申し込みで全国送料無料で買取。ご希望の方には段ボール無料送付サービスもしています。

プロフィールを表示 →

運営サイト紹介

PAGE TOP