今回紹介するのはこちら!
進学研究社三位一体数学です。
個人的に写真の並び方は左から順番が好きです…。
「この本を手にされた諸君へ
この本の対象者は少なくとも教科書は理解できる人、最低でも偏差値45以上は欲しい」
冒頭にこの一文です。お試し感覚で手に取った人には緊張が走りますね。
更にこう続きます。
「本書は基礎力をつけてもらうのを狙いとする。ただし基礎力とは入試に必要な基礎力である。」
更に緊張が走ります…。
そして最後の一文
「普通の意味での基礎力をつけるのに最も適した参考書は教科書である。」
受験勉強において教科書を軽んじる方もいらっしゃるかもしれませんが決してそんなことはありませんよ!
教科書は基礎となるものです。背伸びせず足元からしっかりと積んでいきましょう。
と書いてあります。
三位一体とある通り3冊が連番となっておりⅠでは基礎力、Ⅱは計算力、Ⅲは思考力となっています。
今回は特にⅡの計算力に注目してみたいと思います。
受験数学にはヒラメキと計算力と慣れが必要だと私は思っています。
ヒラメキは問題を見て実際に解くために必要なキッカケをどれだけ速く思いつけるかが重要です。
計算力は解き方が分かってから実際に計算しきるだけの力です。
慣れに関しては上記二つを底上げするためのものですね。
ヒラメキはセンスのようなところもあるかと思いますが、これはたくさんの問題にあたっていくことで培われる部分もあります。
そして、重要なのは計算力!
「解き方は分かった!でも時間切れ…」
それでは点数を取ることは出来ません。そして点数が取れなければ合格も出来ません。
計算力はすごく重要なのだと教えてくれます!
こんな本を目にしたことがあります。
まさに表題通り!
「合格る計算:解き方はわかったのに時間切れ…合格を決めるのは計算力だった!」
解ききってこそ合格への道が開けるのですから背伸びをして難しい参考書を頑張るのではなく、自分のレベルにあった参考書から徐々に力をつけていき「三位一体数学」がいかに大事かを教えてくれる良書です。
しかし現在では絶版でどこも取り扱っておらず、入手困難になっているのが残念でなりません。
同じシリーズの「河合塾 秘伝のオープン 数学ⅡB」の紹介ページもあります。
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