本日は旺文社から1991年と1992年に発行された
「高3から始める入試対策 集中講義 数学Ⅰ」
「高3から始める入試対策 集中講義 確率・統計」
「高3から始める入試対策 集中講義 代数・幾何」
「高3から始める入試対策 集中講義 基礎解析」
「高3から始める入試対策 集中講義 微分・積分」
の「「高3から始める入試対策 集中講義 シリーズ」を紹介します。
著者は「佐藤の数学教科書」や「大人のための算数練習帳」でおなじみの佐藤恒雄先生です。
佐藤恒雄先生がお子さんの大学受験のために執筆されたという本書は、バラバラになっていた知識を一つに統合するという名著と呼ぶに相応しい内容になっています。
目次を見てみますと、「なぜ教科書は因数分野から入っているのか」や「有名な不等式はこう使おう」等、基礎的な内容になっています。
数学Ⅰは基礎解析や代数幾何の問題を解くにあたって無視できないという内容になっているそうで、その基本になる部分を本書では的確に抑えて理解するということが重視されています。
内容はというとできるだけわかりやすく具体的に書かれています。
「水と油の関係」など苦手な人にでも想像しやすく入りやすいようにと配慮されています。
高3から始める入試対策シリーズは全5冊出版されているのですが、こちらを全て勉強するだけで、要領よく“合格る
数学”を身につけることが可能になっているそうです。
5冊とも全て絶版状態な本書ですが、探してみる価値のある参考書だと思います。
ちなみに、先述の「大人のための算数練習帳」ですが、算数だと思って甘く見ていると思わぬ落とし穴にハマることになります。
「□いアタマを○くするという」 というのが一時期流行りましたが、まさにこの本にそっくり当てはまっている内容です。
問題に対して柔軟な考えで対応することを教えてもらえるこちらもオススメです。
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