そろそろ寒さも和らいで春の兆しが感じられるようになりましたね♪
受験もそろそろ一段落する方や、これからまたスタートを切る方など新年度に向けて心を新たにされていることかと思います♪
さて、本日紹介する参考書はこちら
「知らなきゃ差がつく英単語 へんとつくりの正しい理解 」
です!
著者は以前にも紹介させて頂いた長崎玄弥先生です。
そちらの記事でも触れたように、長崎先生はアカデミックに英語を学んできたというよりも独学的に習得しながら、大学の退学再入学、会社も退職再就職などを繰り返し腰を落ち着けるというようなことが少なかった個性的な方だったようですが、著作もその個性と創意工夫が溢れた特徴があらわれているようです♪
受験勉強としては正攻法ではないかもしれませんが、ユニークなアイディアで楽しみつつも実用性のある内容となっていましたね。
そんな長崎先生ですが、今回の参考書は英語の「へんとつくり」に着目されています。
「へんとつくり」と言えば、われわれ日本人の使う漢字を構成するものですが、英語で
「へんとつくり」とは…?
早速、内容をみていきましょう♪まず、長崎先生の基本的な学習法としてはやはり
言葉は必ずいくつかの言葉に結びついて存在し、機能している
という考え方があります。
新しい単語に接したら、それが所属するカテゴリーを決めて、そのお仲間を一応数え上げてみることです。(略)。ついでに、同意語や反意語があったら、それも考えてみると良いでしょう。
一つの単語をそれだけで覚えて完結させるのではなく、そこに繋がりのある単語も一緒に考えることで、それぞれの言葉への理解が深まり、頭に定着しやすくなるということでしょうか。
そのように、色々な構成をもつ英単語ですが
本書はまず「語源」に着目しています。
例えば、キャベツcabbageという単語は「頭」を意味するcaputと同じ種類の言葉だそうですが、これはキャベツの葉が頭部に集まることからこのようなつくりになっているそうです。他にも、頭にかぶる帽子のcapもcaputから派生した言葉であり、ca–とついた単語が「頭」に関連するものであることが伺えます。
このように、単語がどのような意味から派生し、構成されているかを知ることで、知らない単語がでてきたとしてもある程度推測することができるようになります。
なるほど、漢字を覚えると時に私たちは「にくづき」=「からだに関連する」というふうに「へん」と「つくり」で漢字の成り立ちを学び、その意味を理解します。
英単語もこのように成り立ちと意味を理解することで、より学習がしやすくなるということですね。
目次を見ますと、単語ではなく「へん」として接頭語がリストアップされています。
また、本文では具体的に接頭語や接尾語の意味が解説されていますね。
ひとつの言葉に対して、派生する言葉を並べる事で言葉に対して合理的な視野ができ、
理解力や思考力が深まるような内容となっています。
一つの単語を調べる度に、その「へんとつくり」や派生語、類似語を一緒にチェックするというのは時間がかかって煩わしいような気にもなりますが、時間に余裕のある段階からこの勉強法をとることで、結果としては多くの単語を記憶に定着させることができ、また知らない英単語でさえ分析できる力量を身につけることができるようになる効果的な学習法といえるのではないでしょうか。
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