英潮社新社 ここで差がつく入試英文の訳し方ー高田久寿

みなさんこんにちは、こんばんは!

最近コロナウイルスが流行り出し、どんどん感染者が増えていく一方で

新学期や新入社等、将来の可能性へ向けて頑張っている方々も多いでしょう。

マスクと手洗い・うがいは必ず行って、万全の態勢を取れるように予防してくださいね。


さて、今回紹介させて頂く書籍ですが、

英潮社新社から出版されましたここで差がつく入試英文の訳し方(1975)ー高田久寿著です。

「英語完全マスターへの道」と謳っているように、この書籍で学べば

みなさんが英語でつまづく部分をしっかりとカバーしているということになります。

今回はその中でも「動詞」に対して特化したものとなっております。

どのような内容になっているかは後程お伝えするとして、

まずは恒例の出版社と著者の紹介から始めさせて頂きます。


英潮社新社ー東京都千代田区に本社があり、現在は英潮社フェニックスという会社名へ変更しています。

スペイン語検定や中国語検定、および英語や高校大学英語テキストなどの語学書を主に取り扱っているようです。

その他、過去の経歴等は残念ながら詳細不明でした。

高田 久寿(たかだ ひさとし)ー1914年(大正3年)3月 – 1984年(昭和59年)5月20日

長野県生まれで、現在の大阪大学外国語学部卒業。大正大学名誉教授となる。

終戦直後の「上海残留日僑子弟補習室」で英語教師などを務めたほか、東京都立石神井高等学校校歌の作詞を行っている。

その他の著書としては、『はじめてわかる高校英語 (Clean Up Series)や、英作文 応用編 (高校英語セミナー) 』などがある。

wikipediaより抜粋(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E7%94%B0%E4%B9%85%E5%AF%BF


それではお待たせ致しました。

本題に入りましょう。

まず最初に書かれているのが、主語(主格)の発見です。

通常の文型であれば、文の最初に来るので特に問題はないはずですが、

倒置法の様に文の途中で出てくる事もあれば、主語自体が省略されるパターンもありますよね。

そこを的確に見抜くポイント等が書かれています。

そして第2章からは本題の「動詞」について、細かな説明に入っていきます。

自動詞と他動詞があることについてはみなさん当然おわかりだと思います。

しかし、「be」という動詞を訳す際に、完全自動詞の場合は「存在する」としか訳さないことはご存じだったでしょうか。

こういった細かな部分がひとつひとつ読み進む上で出てきますので、

ある程度習熟された方でも新たな発見が出来ることでしょう。


最後に、筆者が英文を理解するために必要だと思う5つポイントが書かれていますので紹介します。

1.言語経験を豊かにすること。

2.英文が何をいわんとしているかをつかむこと

3.単語は文の中で生きること

4.あくまでPracticeすること

5.文法の大筋をつかむこと

この5つです。実際には聞くと当たり前に思うようなポイントではありますが、

このように考えて英文にあたっている方は多くはないのではないでしょうか。

著者も書いておりますが、既出の入試問題などは一切排除し、自身で作成した問題を

生徒の反応を見ながら精選した問題に仕上げている。

そういった部分にも、みなさんに伝えたいという気持ちが見てとれるなと感じました。


いかがでしたでしょうか。

次回もみなさんにオススメできる書籍を紹介致しますので、

健康に気をつけて日々の生活をお過ごしください。

ありがとうございました。

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