当ブログにお越しいただきありがとうございます。 今回はこの書籍を紹介させていただきます。
1996年に代々木ライブラリーより発刊された「小倉の入試英語オンパレード」です。
本書は、単語や文法などといった、ある一点に特化した参考書ではなく、英語の入試問題の全体像がわかるように歴史の年表のように見やすく整理してくれている参考書になります。
著者は小倉弘先生です。
小倉先生は静岡県静岡市清水に生まれ、5歳の時に『セサミストリート』を見て英語に興味を持ったそうです。大学受験では挫折もしたが慶應義塾大学文学部英文学を卒業し,その後代々木ゼミナールにて無意味な受験英語廃止運動をしながら意味のある受験英語を教えています。講義ではネイティブスピーカーとのペア授業を長年行い、画期的な英作文指導が好評でした。 また、歴史にも精通しており、歴史能力検定日本史1級、世界史1級、日本史大博士などを取得しています。また、歴代天皇126代を40秒以内で言えるという特技も持っているそうです。 本書は歴史の年表をイメージして書いたと小倉先生は言われています。歴史にも精通しているからこそオリジナリティあふれる本書が生まれたのですね。
では、内容の紹介に入らせていただきます。
こちらははしがきの部分になります。 小倉先生は語学学習の初期段階は全体像が見えない為、勉強の方針が定まりにくいと言われています。そこで、入試英語の全体像が見える、英語の年表のような参考書がほしいと思い、単語・熟語・解釈・文法・作文といった入試英語のオンパレードが詰まった本書が生まれたのです。
たしかに自分も学生時代、英語学習に関しては英語というものの全容が見えず、覚えることが多すぎるというイメージで苦手意識があったのだなと思いました。あの頃にこの参考書に出会っていれば自分の英語に対する意識も変わっていたかもしれません。
こちらはもくじの一部になります。
at 一点集中攻撃
in 枠の中
など一言でシンプルに表していて、くどい説明文を省き、覚えるべき知識が一目でわかるようにというコンセプトがよくわかります。
こちらは文法や発音など各ページの一部分の画像になります。 細かい説明は無く、ほんとに一覧表のように最小限の言葉で説明されているのがわかります。このような作りにすることで入試英語のオンパレードを実現できているのです。
今回、紹介させていただきました「小倉の入試英語オンパレード 」はいかがだったでしょうか?
この一冊だけで入試英語の全体像が見えるので、大学受験に必要な知識はすべて網羅できます。代々木ライブラリーの中でも5本の指に入る伝説の参考書とも言われていて、いまもアマゾンでは1万円近くの高額で取引されています。それだけの額を出してでも手に入れる価値のある良書ということですね。しかし、全く基礎が無く、自信のない人には説明が少ない分混乱を招く可能性があるとの声もあったり、興味のある方はなかなかのお値段ですが是非、手に入れてみてください。
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