栄光 田村の現代文記述問題解説 2002 田村秀行

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いつもお越しくださっている皆様、いつもありがとうございます。
初めてお越しくださった皆様、はじめまして。
本日も、当社で発掘できた絶版参考書の中から選りすぐりの良著を紹介させていただきたいと思います。
最後までどうぞおつきあいくださいませ。
本日、紹介いたしますのは・・・

栄光 田村の現代文記述問題解説 2002 田村秀行先生 です。

本のデータは、以下のとおりです。

単行本: 119ページ
出版社: 栄光 (2002/06)
言語: 日本語
ISBN-13: 978-4872932171
発売日: 2002/06

当ブログでも3度めの登場の田村先生です。前回の紹介した記事はこちら↓

先生のプロフィールについては、過去ブログもご覧いただければ幸いです。

今著の出版は、上記データにもありますとおり2002年6月です。出版当時の田村先生の近影はこちら。

そして、プロフィールを拡大した画像がこちら。

表紙左上に踊るコピー「大学合格ドリームチーム選書」

大学受験のプロ講師陣が「ドリームチーム」を編成。各科目の攻略ポイントを徹底解説した大学受験対策書とあります。

試しに検索してみても、英語の安河内哲也先生、漢文の三羽邦美先生、数学の西岡康夫先生などなど人気講師の名を冠した書籍がずらりと並びました。

ドリームチーム選書の当時の人気ぶりが伺えます。

さて、参考書には、編集方針やセールスポイントが表紙やカバーや帯に印象的にアナウンスされることが多いですが、この表紙にも訴求されていますね。

「国公私立の本格記述出題大学受験生に記述解答の作成法を具体的に解説」とあります。

それでは、そのコピーの真意を確かめるために、具体的に内容を画像と合わせて見ていきましょう。

本文については、ご購入いただいてご確認いただくということで解説の画像をどうぞ。

まず、序文ですが、「この大学(東北大学)の問題が、最も評論記述問題のオーソドックスなものであり、解答も順当に本文から導けるので、どの大学を受ける人にでも導入問題となるからである。」となぜ、この問題が採用されたかの根拠が示されています。

「自然学者が宗教に走りやすいかということの根本的な理由を示す文章ともいえる。」

読み解き方の柱が示され、

「知れば知るほど知らないことのほうが多くなる。」という非合理な思考に走らせるのである。と結論が解説されています。

一つのことを長年に渡り、取り組んだ経験を持つ人は誰しも共感できるお言葉ではないでしょうか?自分自身を振り返って考えてみても、全く同じ感情を覚えたことが多数あります。

本文を明確に紹介しておりませんが、断片的な記述だけで、明確に想像ができる名解説だと思いませんか?

たった7行の文章ではありますが、素晴らしいと思いましたので、紹介させていただきました。

そして、現代文の勉強法について最後のカバー部に田村先生からのメッセージとして刻まれていましたので、紹介させていただきます。

まず、「国語」という名称を頭から拭いさって、「現代日本語」という(語学)を学習するのだというつもりにならなければ、受験現代文というものはできるようになりません。

そして、この言語は、西洋の言葉を翻訳するために改造した半人造言語なので、(読む・書く)ということは、意識的に学習しなければできるようにならないのです。

なんとなくやっていたのでは、決して上達しません。

また、この言語は世界のほとんどの事柄を表すことができますので、文章内容が非常に幅広くなります。つまり、一定の出題範囲などはないのです。

その意味でも、内容的な対処はできませんから、どんな文章に対してでも(語学的)にむかっていくしか方法はありません。

多種類の文章を「現代日本語」として読解し、それに基づいて解答する。この試練を繰り返してください。

それしかありません。

この西洋の言葉を翻訳するために改造した半人造言語という解釈は、この先生のお言葉で初めて認識しましたが、すごく納得できることばでした。

そして、「この言語は世界のほとんどの事柄を表すことができます。」のくだりは日本人としてとても誇らしい気持ちになりました。しかしながら、同時に「文章内容が非常に幅広くなります。」の記述どおり、だからこそ難しいのだな。と。

ぼんやり認識していたものを最小限の言葉で的確に表現された場合、とても爽快感を味わうことがありますが、この部分にそれを感じました。


いかがでしたでしょうか?

田村秀行先生の「田村の現代文記述問題解説 」を紹介させていただきました。

多くの設問については紹介できませんでしたが、筆者が手にとり、感じたことをお伝えできていれば幸いです。

最後に田村先生のお言葉を続けて紹介させていただき、結びといたします。

「つまり、一定の出題範囲などはないのです。

その意味でも、内容的な対処はできませんから、どんな文章に対してでも(語学的)にむかって

いくしか方法はありません。

多種類の文章を「現代日本語」として読解し、それに基づいて解答する。

この訓練をくり返してください。

それしかありません。」

最後の「それしかありません。」は頑張り続ける学生さんの背中を押すような言葉だと感じます。

最後までお読みくださってありがとうございました。

それでは、また当社で発掘できました良著を紹介して参りたいと思います。

次回の更新をお楽しみに!またお会いしましょう。

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