毎日新聞社 サンデー毎日 5/23増大号 2004

今回は、参考書に変えて、サンデー毎日2004年5月23日同大号の記事を紹介させていただきます。

超難関国公立医学部・医学科に、本当に強い「トップ204高校」というタイトルです。

目次です。国公立、私立大「医学部・医学科」高校別ランキングのサブ記事のもあります。

記事トップです。

このような記事は、どんな人が読むのだろうと想像しつつ、検索してみましたら、次のような記事がありました。

大学合格実績は高校や中高一貫校選びに欠かせないデータだ。同じ偏差値の学校だったら、大学合格実績が高い学校を選ぶのが一般的である。特に東大合格者が出る影響は大きい。偏差値の低い学校だったら、お買い得との見方になり、関心が高まる。最難関の東大に合格者を送り出せるとなれば、それは学校の教育力と評価される。子どもが志望する大学・学部にも合格させてくれるのではとの期待が高まる。(中略)大手予備校によると、昔のように東大に偏差値が足りないから京大に、という考えはないという。そうした受験生は一橋大や東京工業大を目指す。首都圏でも初めから京大を狙う受験生が増えている。この傾向は2012年から顕著になってきた。(東洋経済ONLINE 2018年6月22日)

なるほど、中高一貫で、希望大学、目標大学を目指すものなのか?やはり、一人っ子が多くなって、親の期待を小学生時分から背負っていくものなのか?と驚くばかりです。中学生であれ、ましてや小学生ならば、親の影響は絶大?(ほぼ絶対的)なものだと想像はしやすい。

ならば、その親ってどんな感じなのかと…さらに検索してみました。

子供を中学受験のための塾に入れた時には、普通に頑張れば最難関レベルの中学へ進学できると思っていました。私も夫も高偏差値だったので、遺伝的要素は充分だと。
しかし、子供の塾の成績はあまり芳しくなく…最初は1番上のクラスだったのですが、途中で一つ下のクラスに落ち、そのままでした。
持ち偏差値より少し上の第一志望に合格し、今、子供は楽しく充実した中学校生活を送っているので、受験としては成功です。
でも、私の中に、消化しきれない思いがあるのです。最難関レベルに進んだ子と我が子は何が違ったんだろう?と。
遺伝でしょうか?最難関中の子の親が皆、両親ともに東大出身だとでもいうなら諦めもつきますが、そうではないですし、夫婦共にうちと同じ大学出身の友人の子が、関西最難関や御三家に合格しています。
私がフルタイムで働いており、子供が保育園出身だからでしょうか?でも、バリキャリ母の子で最難関中に進む子も少なからずいますよね…

正直、たった一人最初で最後の中受と気合も十分、子供も一人だからたっぷりプリント整理や情報収集などに余念なく間違えた問題を集めたノートをつくったり。
そういうお母様には適いません。
が、決定打はやはり本人のやる気だったんじゃないかなと思います。
遊びたい盛の子供に勉強を熱心にする動機付け、これが本当に難しい。 (インターエデュから引用)

されに…検索を続けると…

中学受験の場合、子供の到達点には3つの係数が強く関係していると思います。
1.資質
2.努力
3.精神年齢

特に男子の場合、非常に高い資質を持ちながらも、精神年齢が幼く、自分を甘やかし努力を惜しみ伸び悩む例が多数あると思います。
この場合、大学受験で本来の資質を開花させ、最難関大学に合格されたりするのでしょう。

一方で、明らかに資質に恵まれず、保護者に追い立てられるように努力させられ、最難関に合格される場合もあるでしょう。この場合、中学進学後、学力弱者を痛感し、学校生活が苦しくなり、最悪の場合、放校等の厳しい状況になるのだと思います。

努力とは、自己のもつ資質まで自己を高める行為であり、資質そのものを高める行為ではないと思います。子供がもつ資質は、観察していればボンヤリわかると思いますが、大学受験でハッキリと理解できると思います。
保護者は、子供に対して過度の期待をせずに、子供の現況に少しストレッチする程度の環境を用意してあげるスタンスでいるのが、親子関係を良好に保ちながら、子供の資質までの到達率を高めるコツではないでしょうか…

厄介なのは、人並み外れた資質を有し、並みの努力で余力をもって最難関に合格していく子供が僅かながらいることです。

ここまで、読むと同級生だった3人を思い出します。

3人共に同じ名字、つまりお父さんが三兄弟で、ともに京大医学部の博士です。

最も親しかった一人とある日、自宅前で出会い、何処に進学するのかと尋ねると、京大工学部に現役で合格したにも関わらず、浪人して医学部を目指すという応えでした。

そりゃ、驚きました。

後の2人は、現役で京大医学部に合格!でした。

確かに彼等は、幼い頃から勉強は出来ましたが、クラスでトップ争いをしていたわけでもなく、猛勉強の為に塾に通うとか、家庭教師がついている風でもなく、普通に学校生活をしていたように思います。

資質(素質)☓努力☓精神年齢=難関大医学部合格、、という掛け算の公式になるのでしょうか?

記事を読んで、関心を持つまでは、東大(=日本一)を頂点にした、一つのヤマのヒエラルキーのようにも考えられますが、検索してわかったことは、いくつかのヒエラルキーがあって、それぞれに頂点があること。

中高一貫が優位であるものの、関東、関西、他の地域によって、頂点が違うんだなってことだと思います。

実は、受験も仕事と同じように、情報が重要な要素になっているようです。そして目標、目指すものが明確なほど、努力のしがいがあって、結果に結びつき易いのだろうとお思います。

最後にもうひとつ、検索して見つけたものを紹介して終わりたいと思います。

中高一貫圧倒!医学部現役合格

昨今の傾向として中高一貫校の強さがあげられます。東大合格者2強である灘、開成や、桜蔭、海城など多くの東大合格者を出している高校のほとんどが中高一貫校です。またその傾向は、東大だけではなく西の最高峰である京大、私大医学部の雄である慶大においても顕著に出ています。その理由として、5年間で中高のカリキュラムを終えて最後の1年間を受験対策に充てられるという中高一貫校ならではの教育体制があげられます。そのため医学部を含む難関大進学を目指して中高一貫校に入学する傾向が、近年いっそうが高まっています。また、首都圏の医学部を代表する慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学、順天堂大学、昭和大学の合格者トップ10も、灘やラ・サールをはじめとする中高一貫校が並んでいます。

医学部志向が高い関東・近畿

関東には国立大医学部が7大学、私立大医学部は19大学(防衛医科大学含む)もあります。
中でも5つの国立大学は全国的に見ても難関と言われる大学で、それらに不合格だった学生は自宅から通える私立大学に進むケースが多いようです。
また、関東の進学校の中には特別な指導を行っているところもあり、全国ランキング7位の海城(東京)は、04年度から医学部志望者を対象とした「医学部小論文・面接講座」を始め、医師を目指す理由や理想とする医師像について考えさせる授業を行っています。
関東と同様に医学部志向が高いのが、国立大医学部が9大学、私立大医学部が4大学ある近畿地方です。近畿の進学校である洛南、灘、四天王寺、白陵、智辯学園和歌山などが高い医学部合格率を誇っています。近畿地方は全国的に見てもランキング上位常連校が多い地域であるため、「医学部受験激戦地」と言っても過言ではないでしょう。(医学部受験マニュアルサイトから引用)https://www.med-pass.net/rank/high/

次回、更新もお楽しみに!

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