本日は、「徳間書店 即戦力をつくる記憶術 1987 渡辺剛彰」を紹介いたします。
今回紹介する「即戦力をつくる記憶術」は渡辺剛彰先生の代表作ともいえる本です。
こちらの即戦力をつくる記憶術には、人の名前、電話番号、重要な情報…自由奔放に連想して覚える!渡辺式実戦記憶術の極意を集めた本となっております。
そもそも、記憶術とは?という方も多いかと思われますので簡易的ではありますが
記憶術について前もって説明させていただきます。
記憶術とは、大きく2つの系統に分類でき一つは、純粋に記憶のコツのようなものによって記憶の効率を上げる方法、もう一つは、人間の能力を向上させることによって記憶力を向上させる方法だそうです。
本書はその記憶術の達人が書いたものとなっております。
こちらは目次となっております。
記憶術によって自分自身の能力を向上させることができる第一章、記憶術のコツを使っていろいろな名前を覚える第二章と興味を沸き立たせるような内容が多いですね。
後半は実際に記憶術を使ってみるといった内容になっております。
こちらは実際に先生が体験した記憶術を使って司法試験を合格した話になっております。
たった二ヶ月で合格したのは記憶術を使って正しい頭の使い方というものができていたからなんでしょう。
他にも、記憶術が生むイメージ能力がビジネスを切り拓くという内容では記憶術を使いつづけていると、大局観や想像力、創造力も形成されていくとのことです。
さて、著者である渡辺剛彰先生について少しばかり紹介させて頂きます。
1927年、東京生まれで東京大学文学部卒業。
旧制中学時代に厳父彰平氏に記憶術を授けられ、中学、高校、大学と抜群の記憶術を発揮
東大在学中、二ヶ月間の集中的な勉強で、畑違いの文学部から司法試験に合格。
1954年、弁護士を開業。
法律関係の著書のほか「記憶する技術」「一日で覚える日本史年表」「一日で覚える世界史年表」等がある。
ご本人は既にお亡くなりになっていますが、現在日本で記憶術を謳っている人は多かれ少なかれ彼の影響を受けているといえます。
記憶術は歴史が古く西洋古典における記憶術は、修辞学の一部門として扱われていたもので2500年前の古代ギリシャのシモニデスが開祖といわれています。
当時メモを使用しての弁論が認められていなかったなどの理由により発達しその後、中世ヨーロッパに受け継がれ、主に修道士や神学者など聖書やそのほかの多くの書物を記憶するために用いられました。
当時は紙が大変貴重で印刷技術も未発達であるため記憶術を養うことは必要条件であったとされるほどだそうです驚きですね。
勉強をすればするほど頭がよくなるというわけではなく正しい頭の使い方をすればするほど頭がよくなるとはまさにこの事だと思います。
また、アマゾンのレビューを見ていても、先生の本や記憶術を使って初めて記憶術というものを知り役に立ったや記憶術は邪道だと思っていたが記憶術は実はもっとも理想的な脳の活用法であるということがわかりましたなど評価が高く読んだことのない私も大変興味深く続きが気になる本だと思いました。
興味のある方はアマゾンでもまだ販売しているようです。
先生の記憶術関連書籍も購入できますので体験してみてはいかがでしょうか?
それでは、次回をお楽しみに!
この記事へのコメントはありません。