本日紹介させていただく参考書は「入試数学の原点」になります。
著者は当ブログで何度も名前のあがる小島敏久先生になります。
小島先生の著者には「戦う50題」や「SEG数学シリーズ」が有名で、過去にも紹介させて頂きました。
その時の記事も合わせてご覧いただければ幸いです。
小島先生は駿台や代ゼミで講師をされていらっしゃり、人気の講師でとてもわかりやすい講義をされます。
詳しくは以前にも紹介していますので今回は割愛させていただきます。
はじめに、本書の使い方についての部分です。
一流大学合格をターゲットとした76題が厳選されており、解答を出すまでの試行錯誤を十分に説明する講義同様、問題を解く上での考え方についても詳しく書かれています。
その考え方を11項目に分け、この考え方から正解への糸口がつかめるます。
これが実際の考え方11項目とそれを使用した問題への索引となります。
実際の問題部分となります。
この問題ではPrinciple⑧を使用しすることで正解への道筋がたてられます。
このように問題から解答までの流れがわかりやすく説明されています。
このあたりは小島先生の実際の講義と同様となります。
このPrincipleは例題だけでなく実践問題にも記載されているため、問題の糸口をつかみやすい構成となっています。
しかし、内容の途中でページをまたぐことがしばしばあるため、若干見難いレイアウトとなってしまっています。
これは同じ小島先生著の「解法の発見 代数・幾何」と本書の「入試数学の原点」はほぼ同じ内容で、実戦問題の解答が2段組から1段組と変更となっており、1ページの行数が減り行間が広く取られたことによって起きています。
若干見難いレイアウトを除けば良本となっています。
流石は当時から人気講師であった小島敏久と言えるでしょう。
「戦う50題」や「SEG数学シリーズ」など人気で良本が多く、弊社でもヤフオク!で多数出品しているため気になった方は一度御覧下さい。
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