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今回はこの書籍を紹介させていただきます。
1979年に祥伝社より発行された「赤版・奇跡の英単語―必須5,000語が1カ月の連鎖記憶法でOK 」です。
この謎のキャラクターを覚えているでしょうか?そう、祥伝社の「のんた」くんです。
著者は違いますが以前にもこのキャラクターが表紙に載っている書籍を紹介させていただいたので、覚えている方もいるのではないでしょうか?
↓「奇跡の高校数学Ⅰ 入江伸」の記事はこちらからどうぞ!↓
なかなかインパクトのあるキャラクターですので私はよく覚えていました。
申し訳ありません、話を本題に戻します。
「赤版・奇跡の英単語―必須5,000語が1カ月の連鎖記憶法でOK」ですが初版の発行は1975年で約3年半後に改訂されています。今回はその1979年に改訂された改訂増補版の紹介になります。
索引の追加や覚えにくい文例の修正などが行われ、旧版より一段と使いやすくなっています。
著者は長崎玄弥先生です。
簡単にですが長崎玄弥先生の紹介をしたいと思います。
東京高等歯科医学校を中退後、青山学院大学を中退し、再入学、そして再中退。その後は広告代理店の翻訳部長や東京大学教養学部講師、トフルゼミナール英語教育研究所所長、各種予備校講師などを務めていました。
中学に入学したてのころは英語が苦手でI can speak English very littleしか言えなかったそうですが、東京高等歯科医学校の受験では苦手な数学は白紙で提出し、得意の作文で点を稼いで合格したとのことです。
青山学院大学も中退後、再入学時は開学以来最高の点数で合格したそうです。しかし、こんなところにいたらバカになると考え再中退したとのことで、なんというかすごい人ですね。
著書は『奇跡』シリーズが有名で今回紹介させていただく「赤版・奇跡の英単語―必須5,000語が1カ月の連鎖記憶法でOK」は奇跡シリーズの最初の作品になります。
では、内容の紹介に入らせていただきます。
こちらはまえがきです。ただひたすら辞書の英単語を丸暗記するのは効率がわるく受験が終わり、1年、2年と時間がたつにつれて忘れていってしまいます。そんなことにならないように「連鎖記憶法」を用いて一生忘れない英単語を楽しみながら、短期間でおぼえられるノウハウを教えてくれると書かれています。
次は目次です。
本書は4章で構成されており、1章では秒単位速習法、2章では連鎖式記憶法、3章では動作動詞・グループ学習法、4章では難解語、大楽勝!となっています。この4章に英単語を楽しみながら、短期間でおぼえられるノウハウが詰まっています。
タイトルにも乗っている、2章の連鎖式記憶法を少しご紹介させていただきます。
連鎖式記憶法とは英単語単体で覚えるのではなく、たとえばウサギ→干支→正月など連想していきそれぞれの英単語を覚えることで一つ一つの英単語が連想の鎖で捕らえられ単体で覚えた英単語と違い、忘れないというものです。
連鎖式記憶法の後は左ページに英単語、右ページに日本語で20の連想法が用意されています。
当時は受験生の間に「キセ単」旋風を巻き起こしている。と言われるほど人気だったそうで、受験生だけでなく、サラリーマンの方も愛読されているかたが多かったそうです。
また、アマゾンのレビューを見ていても、何年も経った後にこの本が本当にいい本だったと実感できると言うレビューが多く、10年以上たってもキセ単で覚えた英単語が忘れずに頭にのこっているという人が沢山いるようです。
興味のある方はアマゾンで約1500円と比較的安く購入できますので長崎玄弥先生の「キセ単」を体験してみてはいかがでしょうか?
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