今回は「日本放送協会 NHKラジオ高校講座 数学基礎 2005年度 秋山仁」の紹介です。
NHKより1953年4月から現在も放送されているNHK高校講座、その中で2003年度から2005年度までラジオで「数学基礎」が放送されていました。
その2005年度版に対応したテキストを今回紹介させていただきます。
講師はかつて駿台予備学校で教鞭をとり、その風貌は一度見たら恐らく忘れることはないであろう秋山仁先生です。
先生は「おもしろくなければ数学じゃない!」と説き、「秋山仁のおもしろ数学発想法 戦略編1」や「ゲームにひそむ数理 – ゲームでみがこう!! 数学的センス」など
楽しんで数学を学べる著書を執筆しておられます。
それはこの「NHKラジオ高校講座 数学基礎」でも随所に見られます。
この上記の章では数学を勉強する意味を紹介し、普段何気なく生活していてもそここに数学は存在しているとしています。
また、この章では数学的なグラフィックデザインを作ろうと題し、少々パズル的なものも取り上げています。
小数点の紹介で見開き全て使用するのもユーモアがあって楽しいと思います。
その他、トランプなどの小道具を使い実験を行うようなものなど学者の五感で興味関心を引くよう毎回試行錯誤して放送されていました。
また、基本楽しく勉強してもらうというスタンスの秋山先生ですが、以前紹介した「語学春秋社-数学講義の実況中継(上)-1986-秋山仁」など上級者向けの著書も執筆しています。
その他にも当ブログで紹介させていただいており、3度目のご登場でございます。
番組はこの翌年の2006年から放送の場をテレビに移し、2012年度まで放送されていました(再放送含)。
先生の風貌からしてとてもテレビ映えしたことでしょう。
現在、こちらの商品はプレミアが付いてます。あれから10年以上が経ち、ラジオの放送もネットで配信されるようになりました。
その気軽さを活かし、講座を再放送し、テキストもネットで購入できるようになると良いですね。
日本放送協会 NHKラジオ高校講座 数学基礎 2005年度 秋山仁を紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?
又の更新をどうぞお楽しみに!
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