新しい「令和」時代の始まりに、本日は、次の本をご紹介させてください。
年代と訊くと、645年「大化の改新」が、最も古い年代として思い浮かぶのは、天皇にまつわる報道を多く目にするからなのかもしれません。
初めて歴史をちゃんと勉強するのは、中学校になるでしょう。社会科の先生が、「大化の改新」(645)、「明治維新」(1868)、「第二次世界大戦の敗戦」(1945)は、日本の歴史が革命的に動いた時なので、勉強するには、もっとも楽しいところだと、最初の授業で言われたことを思い出します。
そんなことが1学期にあると、天皇制が始まる「大化の改新」や「壬申の乱」で、心が奪われ、3学期の明治維新まで、ずっと心が奪われたままだったように思います。
年代として記憶する日本史は、古代より中世、近世、近代、現代と、後になる方が、細分化して覚えることがよりたくさんになるようです。
そして、日本国内の出来事だけでは、歴史を俯瞰的に認識することが適わないのかもしれません。
平成の初めにソビエト連邦が崩壊し始め、東欧が社会主義、独裁主義から解法され、そしてベルリンの壁が崩壊した(東西冷戦が終わった)。国内では、バブル景気が終わり(失われた20年が始まり)、金融ビッグバンがあり、ITバブルがあり、ライブドアショックがありましたし、情報通信は、電話機は、携帯からPHS、スマホへと大きく変わり、Win95から、インターネットが普及して、ブログ、SNS、ツイッター、LINEそしてinstagramが社会現象となっているようです。
もうひとくくりの年代として記憶出来ないくらいです。
が、しかし勉強するには、エポックメイキングな年代を中心にして、その前後関係から始めると、歴史への関心がより深くなって、問題を解く視点が鮮明になるように思います。
年代を覚え始めようとすると、
壬申の乱(672)
保元の乱(1156)
平時の乱(1159)
承久の乱(1221)
応仁の乱(1467)
…古代は、戦争が多くて、その名称に年号がつけてあるようです。
明治維新後は、
日清戦争(1984)
日露戦争(1904)
第一次世界大戦(1914)
乱ではなく、戦争になっている…
「~の乱」「~の役」「~戦争」「~事変」「~の戦」など曖昧に使われていると書いてありました。
呼び方にも年代が現れていると思って覚えるのが得策なのかもしれません。
5.15事件(1932)
2.26事件(1936)
現代は
リーマンショック
バブル崩壊という言い方に変わっているようですね。
さて、年代の冠詞に年号が使われている古代から、天皇との強い結びつきを感じてしまいますが、天皇って英語に訳すと「Emperor」になるらしい。
1975年に昭和天皇が訪米した際の映像では、確かにエンペラーと紹介しています。
ラストエンペラーよろしく、お隣の中国で言うエンペラーとは、異なる意味からそうなっているらしい。
そしてキングだと、日本王国になってしまう。
君が代では、大王(おおきみ)と歌っているから、Kingじゃないのか?とも思うのですが…
検索すると、大和朝廷の頃には、日本のトップは「大王 おおきみ」と自らを呼んだそうだ。そして大海人皇子(天武)が天皇を使い始めたと知ります。
「出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無きや。」 これは聖徳太子が、隋の煬帝に送ったタメ口の手紙らしく、送られた煬帝は烈火のごとく怒ったそうです。
太子は、「天子=天皇」という称号を使うことで、もう東夷(東の野蛮人)じゃないとその姿勢を示したものでした。
その年代は聖徳太子の出で立ちや顔がイメージされ、
ずっと後世の昭和は「東京のトラ」と称された昭和天皇の丸めがねのイメージと、マッカーサーと並んで写真に写っている顔のイメージ?
平成は前の天皇陛下の象徴天皇としての振るまいや顔でイメージが残り
この5月から始まる令和の年代も、やはり天皇の顔のイメージで僕らの記憶に残るんでしょうね。
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