今回紹介させていただくのは「高校生がミスしやすい多発誤答パターン数学IAIIB」です。
著者は本ブログでも度々登場している秋山仁さんです。
以前にも「語学春秋社-数学講義の実況中継(上)-1986-秋山仁」と「数学の計算回避のしかた|発見的教授法による数学シリーズ 別巻2」を紹介させて頂きましたので、秋山先生についての説明は割愛させていただきます。
本書は高校生がミスをしやすい部分ばかりを抜粋した参考書となっています。
目次を見てみてもかなり細かく分類分けがされていることが分かります。
数学ⅠAの基本からⅡBまで高校数学のほぼ全てを網羅しているので、自身のレベルに合った部分からの勉強が可能です。
各問題の構成は「問題」「誤答」「解説」「正答」となっています。
間違いを秋山先生の鋭い切り口による解説が入っています。
問題数は若干少なめとなっていますが、かなり細部まで研究されており、他の参考書では解説されていないポイントまでを理解することができます。
左から松田聡平、大吉巧馬、長岡恭司(敬称略)など、東進ハイスクールの講師の方はおなじみのイラストを用いる方が多いですが、元駿台予備校の講師であった秋山先生も自身のイラストを使用されることが多いです。
本書の解説ページにもちらほらと秋山先生のイラストが掲載されています。
特徴的な風体をよく捉えた見ただけですぐ分かるイラストですね。
すぐ下に解答が掲載されているため、問題集としての活用には向かない作りとなっていますので、本書で間違いやすいポイントを理解したうえで、他の参考書へ移行するのが良いかと思います。
秋山先生の参考書は数多く出版されていますのでお手にとってみてはいかがでしょうか?
この記事へのコメントはありません。