今回紹介する参考書は「ごま書房 ヘンな数学 第7版 1974 仲田紀夫」です。
著者は日本数学教育学会名誉会員であり元埼玉大学教授、社会数学学者として活躍されている仲田紀夫先生です。
仲田先生の著書の特徴としてユニークな参考書タイトルが多いということが挙げられます。実際この本書も「ヘンな数学」と捻ったタイトルが付けられています。
勿論これには理由があり、それが下記の前書きに記載されています。
「まともな問題」ばかりでは無く、「ヘンな問題」をこなすことにより本当の数学の実力や考え方が身に付くのではないかと先生は考えていらっしゃいます。
こちらが目次になります。
各問のタイトルに目を通すと面白そうな内容であり、一体どのような問題になっているのかと気になってしまいます。ここでは問1の「虫の食べた数字」を見てみたいと思います。
問1のほんの一部ですが、このように楽しいイラストで出題されていたりします。
この参考書で勉強する人にただ答えを導き出すのでは無く、そこまでの過程も考えるように指導しているのが伺えます。
このような違う視点からの勉強が読者の数学の実力を参考書表表紙にあるように急上昇させるのかもしれません。
他にも仲田紀夫先生は
など数多くのユニークな参考書を執筆されています。
何歳になっても「答えを出すたのしさ」というのは変わることはないので
気になる方は頭の体操に読まれてはいかがでしょうか。
仲田紀夫先生は、参考書以外にも主に算数や数学教育に関する論文も数多く執筆されています。
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