本日紹介する本は、武藤たけ雄先生著の
『天才の記憶術 基本英単語連想記憶術 -速い、忘れない、3日まる暗記-』です。
英語を学ぶ際、誰もが苦労した単語の暗記…
ただただ単語帳を読み込んだり、単語カードを作ってみたり、
ひたすらノートに単語を書きなぐってみたり、皆さんそれぞれ苦しみながらも
工夫しながら英単語と向き合った経験があるかと思います。
今回、そんな苦しみから開放してくれる画期的な方法が見つかりました!
それが、≪≪≪連想記憶術≫≫≫ ですっ!!!
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●連想記憶術とは●
連想記憶術という覚え方は、英単語の発音に語呂(ゴロ)を合わせた日本語の連想文(句)を覚え、それを思い出すことによって連想文(句)の中の英単語の訳語(意味)を思い出すことができるという記憶法です。
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語呂合わせというと、ちょっとデタラメな覚え方のようにも聞こえますが、
心理学的に見て、最も有効で、最も容易な記憶法は、この連想法なんだそうです。
確かに、かつて学生時代に歴史の年号を覚える時、語呂合わせで覚えたものです。
なんだか無理やりのような、おかしな語呂合わせもありましたが、
それはそれで不思議と記憶に残った事を覚えています。
あの感覚が、英単語を記憶する時にも使えるということなんですね。
さっそくどんな内容か読み進めていきたいところですが、ちょっとその前に、
こんな画期的な方法を見出した、武藤たけ雄先生をご紹介しましょう。
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武藤たけ雄先生
大正4年福岡県生まれ。
東大英文科卒。
元法政大学教授。
劇作家(筆名:藤川健夫)
「何でもどんどん記憶できる柔軟な頭をもっている大切な時期に、単語の力をつけておかなければ、<英語嫌い>がほんものになり、高校入試、大学入試にまで影響してしまいます」と語る武藤先生は、ベストセラー、高校生のための『英単語連想記憶術』で連想法が英単語征服の最短距離であることを実証しました。
~ 著書 ~
■英単語連想記憶術〈第1集〉―心理学が立証した必須4000語の獲得
■英単語連想記憶術〈第2集〉―笑いながら獲得する必須3000語
■英単語連想記憶術〈第3集〉10倍速く覚える忘れない2500語
■英単語連想記憶術総仕上げトレーニング 他
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それでは、詳しく内容をご紹介していきます。
【最重要語】【重要語】【必須語】【常識語】と、大きく4つに分類されています。
初めにこの本の使い方と覚え方が記されています。これを見ただけでも、既にこの本がどんな内容のものなのか、うっすらご理解頂けたかと思います。
それでは、私の独断と偏見ではありますが、いくつか興味深い語呂合わせをピックアップしてみましたので、私の勝手な想像とともに、お楽しみください。
単語:ship(シップ)
【湿布】して負傷者を“船”で運ぶ
《想像…..》
ほほぉ。これはまさにダジャレですね(笑)
でも、これなんとなく頭に絵が浮かびませんか?
負傷した人を船に乗せ、安全な場所に運んでいるシーン。
しかも【湿布】を貼っているということは、どうやら運んでいる人自身も
どこか負傷しているようです。
これは歴史に残る名シーンかもしれません。
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単語:teach(ティーチ)
【低位置】で教える“先生”
《想像…..》
少しどこかの”なまり”が入っているような響きですが(笑)
イラスト付きで、これもまた想像が広がります。
かなり怠惰な先生なのか、恐るべき低姿勢の先生なのか。
はたまた、まわりの生徒達の身長が2メートル超えなのか…..
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単語:sew(ソウ)
【そう】“縫う”の?
《想像…..》
一体どんな縫い方をしていたのでしょうか。
とんでもないものが仕上がりそうです。
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単語:nearly(ニアリイ)
【ニヤリ】とするが“ほとんど”沈黙
《想像…..》
『・・・・・・。』私がお笑い芸人なら、今すぐここから去りたいですね。いわゆる“スベった”瞬間ということでしょうか。
凍りついた現場の空気を想像してみてください。
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さすが、劇作家の顔もお持ちの武藤先生、
想像力が掻き立てられる、ユーモアたっぷりの語呂合わせが満載です!
場面の想像はあくまでも私の勝手なものではありますが、
こんな風に想像力を使って、頭に映像を浮かべながら覚えれば、勉強も楽しくなりますね。
ただ単語を頭に詰め込むだけの短期的な記憶ではなく、
ユーモアを交えて、楽しみながら、長期的に記憶に残る方法で単語を覚えるということが重要なんです。
この本は、元々、英語を本格的に学び始める中学生に向けて書かれたものなので、
比較的単語は簡単なものが多く、わざわざ語呂合わせで覚えなくても…
と言いたくなるかもしれませんが、これはあくまでも“覚え方”のお話。
この記憶術は、もっと難しい英単語にも活用できますし、
英単語のみならず、記憶が必要なもの全てに応用できるというところに最大の魅力があります。
勉強というよりも、連想ゲームの感覚を磨いて
自分なりの語呂合わせを作ってみるというのも、脳が活性化されて良さそうです。
歳を重ねれば重ねるほど、苦痛を強いられる“記憶する”という作業。
この1冊で何人の人が救われるか知れません。
私もその一人になるでしょう。
【湿布】を貼った勇敢な青年……一生忘れません。
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