本日は、「代ゼミ 基礎数Ⅰ・ⅡB 1982 春期講習 田島稔」の紹介です。
1982年当時、実際に講義に使用されておりました基礎数Ⅰ・ⅡB春期講習のテキストです。
テキスト自体は薄いほうですが、内容はギッシリです。
田島稔先生は、1980~1990年代の代ゼミで、山本矩一郎先生・土師政雄先生・諸橋実先生・安田亨先生らと共に教鞭をとられておりましたが、残念ながら現在は引退されています。
同時代に活躍された山本矩一郎先生・土師政雄先生・諸橋実先生の参考書も紹介していますのでご覧くださいね。
(※イメージです。)
田島稔先生は、「豊かなキャラクターで幅広く、奥深いよくわかる講義」が好評だったようです。
実は当社では田島稔先生ご本人から参考書やテキストを買い取りさせていただいたことがあります。
当時の蔵書を整理されていたようで、とても貴重な参考書やテキストを多数買い取りさせて頂きました。
その時電話でも話をさせていただいただいて、元代ゼミ講師の河田直樹先生や井川治久先生のこと、田島先生の新築のご自宅に初めて来た方が山本矩一郎先生であったこと、など教えて頂きました。
とても気さくな人柄で、予備校講師や大学教授をされていたということが分かる方でした。
今から34年前のテキストですが、当時使用されていた方々にとって、とても懐かしく感じるのではないでしょうか?
この1冊で数学が楽しくなった!なんて方も、いらっしゃるかもしれませんね!
田島稔師は代ゼミ時代は「代々木校、町田校、横浜校、大船校、大阪校、広島校」などで教え、その間に「旺文社ラジオ講座講師」、「日本獣医畜産大学助教授」をされていました。「代ゼミ大船校」には「週に一回」は講義されていました。雰囲気は毎回三つ揃いで後ろが紫で派手な刺繍をし、ネクタイも紫に派手な花の模様を着けていました。それに黒みががった眼鏡をかけていましたから、ちょっと怖い人??というイメージはありました。授業形態は「とにかく難しくて!!怖い!!」、「ハイレベルな理工系」を目指していたこともあるのか、「どんな問題も小難しく解きます」、黒板の字が汚いです。その上、生徒が喋っていると「喋っているとは何事だ!!。廊下に立っていなさい!!」と立たされた程です。チョット陰険な雰囲気がしたので、大船校では、若い岡本寛師の「基礎強化理系数学」をとるか、伝説の板書できっちりと講義をこなし質問などを丁寧に答える東京理科大学教授辻良平師(秋山仁にとっては理科大時代の指導教授つまり師匠です!!)の「微分・積分ゼミ」を取るようになっていましたね。
貴重な情報ありがとうございます。田島先生がご健在と知りとても嬉しく思います。私が田島先生とお話ししたときはとてもフレンドリーな方といった印象でした。ただ、やはり元大学教授だけあって時に威厳も感じました。一時間ほどお話しさせていただく中で「これ(参考書やテキスト)はどう?」「今度はこれも送りましょうか?」といった感じで当時の話も色々としていただきとても興味深く伺いました。確か山本矩一郎先生や河田直樹先生、井川治久先生のお話もありました。岡本先生や秋山先生の話などもとても興味深いですね。これからも貴重な情報を投稿していただければ幸いです。