本日はこちらの本を紹介いたします。
桐原書店から発行されました「大学受験スーパーゼミ④ 入試英文法の技術100」佐久間治先生著です。
佐久間治先生について簡単に紹介したいと思います。
東京都生まれ。サンフランシスコ州立大学を経て、早稲田大学教育学部英語英文科卒。旺文社「ラジオ講座」講師、河合塾講師を勤め、ラジオ短波「合格ラジオ」講師を務めるかたわら、NHKラジオ「英会話」テキストに連載。
出典:佐久間治 – Wikipedia
佐久間先生の著書については、過去に一冊紹介させていただいております。こちらもぜひご覧ください。
それでは、内容の紹介に入ります。
本書には、これまでの参考書や問題集によく見られるような無味乾燥な文法用語や事項はほとんど登場しません。それでいて、文法の知識や用法、その構造が次々に頭にインプットされていくことに、まず驚かされるはずです。本書では無味乾燥な文法事項の羅列を避けて、英語の苦手な受験生にもすぐ理解できるように、文法の本質を手にとるように伝えるイラストや図表、さらには現代英語に通用する生きた例文を駆使して、文法問題はもちろんのこと、読解や表現にも役立つ「入試英文法の技術100」をかみくだいて説明しています。
とあります。
本書はタイトルにあるように、徹底して入試を意識して構成されています。例題や演習題はすべて”文法力を試す問題”の典型的な出題例を厳選して収録し、さらに、出題パターンと重要度がひと目でわかるように工夫されています。例えば、文法問題に頻出する項目か、読解で役立つ項目かがわかるように、各項目の右肩に重要度が星印で示されています。星印は★☆☆☆☆から★★★★★までの5ランクです。
各項目は、例題と演習問題を中心に展開されます。例題を最初に解くように設定され、その後に例題を解く上で必要な知識が「解法」として説明してあります。「解法」を理解したら演習問題を解くという流れです。
また、本書には英語アレルギーにならないような工夫がたくさんされています。特に印象的なのは、文法の説明に比喩が使われていることです。これに挿絵やマンガが加わり、文法嫌いな人でもなじみやすいような工夫がされています。例えば自動詞と他動詞の違いについてのページではこのような説明がされています。
他動詞にはボール(目的語)をつかむ’手’が生えていると考えるとよいのです。一方、自動詞には’手’はついていませんが、別売りのアダプターを取り付ければ他動詞と同じ機能をもつことになります。このアダプターの役割をはたすのが前置詞です。
とあります。
比喩と視覚による理解――これが本書が他の文法書と異なる最大の特徴です。
こうした視覚に訴えるアイデアの数々は複雑な文法を理解する作業をきっと楽しくしてくれるでしょう。
英文法がどうしても理解できない、英語の成績がなかなか伸びない、
そんな人にこの 100の技術は、読解・文法問題いずれにも通用する生きた英語力を伝授するはずです。
是非本書を手にとっていただき、100の技術を取得してみてください。
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