本日は「代々木ゼミナール 英語上級レベル養成講座A組 2000年 今井宏」をご紹介させていただきます。
2000年の代々木ゼミナールの「英語上級レベル養成講座A組」のテキストです。
現在とはテキストの表紙デザインが違い、30台半ばあたりの方には懐かしく感じるのでは無いでしょうか?
因みに現在のデザインはこちらです。↓↓↓
どちらにしてもシンプルなデザインです。赤はなんとなくカッコイイですが、擦れて白い所に赤い色が移ってしまうのですよね。
話を戻しまして、当テキストの講師は各メディアでもおなじみ「今井宏」先生です。
電通を退職後、駿台・河合塾・代ゼミの三大予備校を経て、現在は東進ハイスクールで活躍されています。
説明不要ですが、毒舌トークやユーモラスな雑談でファンの多い人気講師です。
また、ブログもされていて、以前に「駿台 CHOICE EXERCISES 奥井潔」でも紹介させていただきました。
三大予備校を制覇した講師は現在は河合塾・駿台・東進で教鞭を執る太庸吉先生や以前ご紹介させていただきましたが、土師政雄先生などがいらっしゃいます。
代ゼミ時代は富田一彦先生、西谷昇二先生、西きょうじ先生と共に英語四天王と呼ばれていました。代ゼミ四天王うち西きょうじ先生も2016年度から東進に移籍してしまい、隔世の感もありますね。
今井宏先生といえばやはり論説文の筋を見失わないようにするために
流れを想定しながら話を読み進めていくテクニック「パラグラフリーディング」です。
英語上級レベル養成講座A組ではパラグラフリーディング中心の授業内容でした。当時今井先生の「パラグラフリーディング」には賛否両論あり、現在はパラグラフリーディングを必要とするほどの英文は出題されなくなったととのことで、パラグラフリーディングの講義は行なっていない様です。
ちなみに、2000年あたりから現在のトレードマークである丸坊主になったとのことですが、本書のはしがきにその真相が記載されいました。
少し見づらいかもしれませんので補足すると、
「20代前半は1日1冊年間300冊の読書を自分に課してきたが、忙しさのため昨年は遂に100冊を割り込んでしまったため、「形から入るしかないだろう」ということで頭を丸めた」
「結果として「1日1冊」のペースを昨年から継続できているとのことで、大正解だった」
ということです。
何とも今井先生らしいエピソードであり、さすが元電通マンといったところですね。
今井先生のA組の講座は東進で「今井宏のA組・英語上級パワー養成教室」として現在も開講されていますが、この代ゼミ時代の英語上級レベル養成講座A組は、パラグラフリーディングから丸坊主の真相まで今井宏先生の歴史を感じ取れる貴重な一冊といえるでしょう。
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