本日紹介させて頂く書籍は、記憶術に役立つおすすめ本をご紹介します。
今回はこちらの1987年発行の『中学歴史 年代暗記 チェックカード/増進堂』です。
今回なぜこちらの参考書を取り上げたかというと、入試によく出る日本・世界の重要年代が、俳句調の口調でよい短文で覚えやすくまとめてあったので紹介させていただきます。
発行元の「増進堂」といえば、昭和28年に出版した『小学算数自由自在』をはじめ、一連の自由自在シリーズは参考書の定本となり、親子二代、三代にわたって使っていただけるほどのロングセラーになってるほど有名な参考書があります。
いくらやる気があっても歴史の年号のような“暗記モノ”は、どうしても苦手…という人は多いのではないでしょうか。
テスト勉強や受験勉強をしていて、「暗記系が苦手!覚えられない!」ということはありませんか?
歴史上の人物名や出来事を聞かれたときに、ぱっと思い出せない。覚えらない。覚えからのコツがわからない。
という人もいるかと思います。
特に社会科の歴史においては、年号などの数字の羅列を覚えるのが大変ですよね。私もそうでした。
まずはじめにこの本の特色としくみを見ていきましょう。
●暗記に便利な3ステップ式
こちらの本は「Part1・必出年代暗記120」、「Part2・基本年表チェック」、「Part3・重要人物チェック」の3つに分かれていて、順番に行っていけば短期間に効率よく暗記できるものとなります。
数字の読み方に付いても記載があります。
1.覚えやすい年代暗記(Part1)
入試によく出る日本・世界の重要年代が、俳句調の口調でよい短文で覚えやすくまとめてあります。
短文中には年代と一緒に覚えることができようになっています。
例えば私が中学の時習った覚え方は、源頼朝が征夷大将軍になった1992年は、「いい国(1192)つくろう 鎌倉幕府」とおぼえていましたが
この本では、「頼朝に いい国(1192)つくれと 大将軍」となっています。
その他にも耳に残るような覚えやすく、まとめられています。
2.基本年表(Part2)
Part2には、日本と世界のできごとを対照させた年表をつけたので、時代の流れがとらえられ、そして年表の右側のチェックテスト
では、基本年代や重要事項をチェックできます。
ただ暗記するだけではなく、Part2では時代の流れが捉えられるので、イメージがしやすいです。
源頼朝が征夷大将軍になった1192年頃世界では、1206年にチンギス=ハンがモンゴルを統一。
3.重要人物つき(Part3)
Part3では、重要人物の時代や業績が「人物年表」と解説によりつかめるようになっています。
歴史上の人物が、どの年代で活躍してどのようなことを行ってきたか分かり易い作りになっています。
また付属品でチェックフィルターが付いており、本書のチェックフィルターをかけると重要語が消えて、穴埋め問題として使えますし、弱点を濃い赤のマーカーでぬって目立たせて覚えることができます。
弱点の暗記チェックに使えて便利ですね。
1900年代のゴロ合わせには、“行く”が続出。でも、歴史の事柄を盛り込んだゴロ合わせが多く、ややこしい近代史の暗記に役立ちそうです。
ムリヤリな言い換えでも、ツッコミを入れたり、その様子を想像して笑ったりしているうちに、自然と暗記できそうな年号ゴロ合わせ。
ぜひ、受験に生かしてみてください!
一度読むだけは覚えることが難しいと思うので、何度も繰り返し読むことです。
勉強を進めて行くと、テストや模試で参考書に載っていなかった重要そうな年号を見つけたときには、
参考書に書き込んで追加してみたり、どんどん年号を覚えていきましょう。
年号を覚えていくことで、歴史にも興味が出てくるでしょう。
今回は、『中学歴史 年代暗記 チェックカード』の紹介を致しましたがどうでしたでしょうか。
それぞれの項目で一部ずつの紹介でしたが、小さい本ながらも63ページにまとめられたポケットにも入るサイズで、持ち歩きながら勉強するのにぴったりです。
日本史や世界史が好きだけど、年号を覚え直したい人にも機会がございましたら、年号暗記本を是非ともお手に取っていただきたいです。
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました!!
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