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今回はこの書籍を紹介させていただきます。
1998年に発行された「代々木ライブラリー 富田のビジュアル英文読解 内容一致問題Ver.2」です。
著者は富田一彦先生です。
富田先生の著書を紹介するのは今回がはじめてなのですが、以前に当ブログでも一度だけ名前があがっています。
今井宏先生を紹介した際に書いた、代ゼミの英語四天王の一人です。
↓「代ゼミ 英語上級レベル養成講座A組 今井宏」の記事はこちらからどうぞ!↓
富田先生を簡単にですがご紹介したいと思います。
高校を卒業後は1年間の浪人を経て、東京大学文科三類へ進学。卒業後は聖徳学園高等学校で勤務し、その後1986年より代々木ゼミナール講師をしている。また、代ゼミ講師をしながら、私塾「西進塾」を主宰しています。
富田先生の授業は素晴らしい解法と毒舌で構成されています。毒舌の中にも受験のヒントが隠されていて、例えば「もう一回同じ説明が聞きたい人は来年の4月にまたここに来てください。」という皮肉も一回の説明で理解できるように予習や集中をしっかりしてほしいと伝えているものです。生徒達もそれを理解し、学習面以外でも大きく成長することができると、とても人気があるそうです。
そして今回紹介する「富田のビジュアル英文読解 内容一致問題Ver.2」はタイトルにVer.2とついているので分かるかと思いますが、同年に「富田のビジュアル英文読解 Ver.1」というタイトルでVer.1も発刊されています。
Ver.1は文法を最大限に活用して英文解釈をするという富田先生の考えが凝縮されており、英語を読むための基本的な考え方を学べる参考書になっています。
今回、お客様より買取させていただいたのはVer.2のみでしたのでこちらをご紹介させていただきます。Ver.2はVer.1で学んだ知識を使って内容一致の問題にどのように対応していくかという参考書です。
では、内容の紹介に入らせていただきます。
こちらは「はじめに」の部分です。
さきほども書かせていただきましたが、本書はVer.1で基礎を学んだ状態で、それを実際に活用してみる参考書になります。
富田先生も”practice makes perfect”「練習することによって技術は完ぺきになる」と書かれていて、習ってから慣れることが大切だという思いが伝わってきます。
そして、内容一致問題を解いていくための基本姿勢を踏まえたうえで実際に問題に挑戦していきます。
構成としては英文、単語の注意、問となっています。この問いを「はじめに」で書かれていた内容一致問題を解いていくための基本姿勢を踏まえて解いていくという形で進んでいきます。
回答には全訳、解法解説、構文解説が盛り込まれており、富田先生の丁寧な解説で理解が深められるようになっています。
また、Ver.1もVer.2も共に、代ゼミTVネットという代々木ゼミナールがインターネットで配信している講座で使用されており、その動画と一緒に利用すると更に効果倍増で学べます。
以前、当ブログで紹介した「代々木ライブラリー 中畑のインテグラル英文読解S Vol.2 1998 中畑佐知子」も代ゼミTVネットの講座で使用されていました。
↓「代々木ライブラリー 中畑のインテグラル英文読解S Vol.2 1998 中畑佐知子」の記事はこちら↓
ですが、残念ながら代ゼミTVネットは2013年で終了してしまいました。
代ゼミの有名講師が行う講座を格安で受けれるので当時は独学で勉強する受験生にとってはかなりありがたいものだったようですね。
本書は、代ゼミtvネットの講座がなくても独習で十分使えるものなので興味のある方は是非!
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