試験にでる古文単語 ズバリ何をつかむか 勝山正躬著 青春出版社 昭和46年

本日ご紹介するのは、青春出版社の「試験にでるシリーズ」から
勝山正躬先生著の

『試験にでる古文単語 ズバリ何をつかむか』です。

まずは勝山先生がどんな方だったのか、当書籍の著者紹介より紹介させていただきます。

勝山正躬先生
名実ともに大学受験会をリードする私立灘高校に教鞭をとって三十五年余。東大合格率No.1の実績を築き上げてきた影の立役者の一人である。長年、受験指導に当たってきた著者は、限られた受験作戦の中で、古文ほど時間のロスのゆるされないものはないことを痛感し、古文征服に手こずる受験生に、実力の付く古文単語のマスターを中心に、古文の持つニュアンスと応用力が十分身につくよう配慮を加え、まとめ上げたのが本書である。大正元年、兵庫県生まれ。京都大学文学部を卒業後、神戸市立灘高校に奉職。昭和二十一年、同校教務主任、昭和四十六年同校校長となり現在に至る。教え子に作家の遠藤周作、俳人の楠本憲吉氏らがいる。

このよう有名な進学校である灘高校に従事されていており、今回紹介している参考書の他にも
「受験につよい子実力を出せない子」「この簡単なしつけで成績が上がる」「勉強ができる子の親できない子の親」などの教育側の書籍も出されています。
生徒たちと触れ合い前線で教育を行ってきたからこそ伝えられる内容は、受験を控えているお子さんの親にとってもタメになる書籍だといえます。

さて、今回ご紹介している「試験にでるシリーズ」ですが、このほかにも多数書籍があります。
過去にも当ブログにていくつか紹介をしていますので、興味がある方は是非覗いてみてください。





 

試験にでるシリーズは絶版になっているものもありますが、今でも最新の内容を出版しているくらいに根強い人気のある参考書になります。

古文単語については、限られた時間と労力でいかに効果的に古文をものにするかや、過去の出題傾向から他に類のない決定的な単語をつかむ、ひき出し方から記憶法までの秘密を初めて公開しています。
まさにムダのない短期完全マスターを狙った画期的古文単語集となっています。

サブタイトルにある「ズバリ何をつかむか」
このタイトル通りの内容をぎゅっと詰められた書籍になります。

練習問題は他の参考書に比べると掲載数は少なめですが、その分数多くの単語を網羅しており、
分かりやすく解説をしてくれています。
書籍の最終ページにある索引を見ると相当数の単語が記載されているのがよくわかります。
参考書…というよりは軽く持ち運びができる古典辞書のようですね!

最新の参考書を手に取りがちですが、古文ということもありいつ読んでも勉強に役立つ参考書かと思います。
古文で悩んでいる方にお勧めの参考書になりますので、良書をお探しの方は一度こちらの参考書も探してみてください。

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  3. リック出版 タイの尻尾よりゴキブリの頭 1985 初台総合研究所+酒井狂平

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