高校生の基礎からの英語【五訂新版】高梨健吉 1977 美誠社

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いつも参考書ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、1977年発行の、高梨健吉先生が書かれた「高校性の基礎からの英語」を紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に美誠社について、触れておきたいと思います。

美誠社は1950(昭和25)年2月、当時まだ20代だった谷垣勝美かつみ、谷垣誠男のぶおの兄弟によって、京都市中京区百足屋町にて創業しました。

社名の『美誠社』は、創業者である勝美・誠男の名前から一字ずつを取り名付けられたものです。

1960年代には、ダンテの『神曲』の完訳で知られる寿岳文章博士や、関西学院大学・甲南大学で教授職を歴任された大塚高信博士を始めとする著名な英文学者を著者に迎え、高校の教育現場での信用を高めていきました。

そして、1960年代後半から1970年代にかけては、慶応義塾大学の高梨健吉教授による『基礎からの英語』、『英語の構文150』、『総解英文法』のシリーズを筆頭に、「英語の美誠社」の名を不動のものとする名著を次々と世に送り出します。解説だけでなく練習問題も完備し、1冊ですべてがまかなえる内容が授業で使いやすいと好評を博し、それぞれが年間10万部を超えるヒットとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、目次をご案内します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめにとして次のことが記載されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本書は、表題に掲げているように、高校生の基礎からの英語の学習のために、書かれたものであり、新入生の諸君に高校英語の基礎とは何かを、自分の身体で感じ取ってもらうことを目標にしている。

初版から10年に渡って、版に版を重ねて来て、今回の改訂にあたって、内容を学習者の立場から見直してみる上で、非常に有意義であった、言わば「編集者と教育の場をつなぐ血のかよってもの」であることを自信を持って表明したいとあります。

五訂にあたって、留意した点は、次のことになります。

1)教室場面を再現し、質問のいらない生きた英語の学習書をつくる

2)「わかりやすく、おぼえやすい」本書最大の特長を生かす

3)問題点を出来るだけ整理して、不要な「丁寧さ」をさける

4)本来高校英語は、日常会話的な英語(口語)をマスターすることを目的とせず、大学入試や、将来の学問研究に必要な英語力を身に付けるための基礎を学ぶもの

5)比較的長文の設問演習を加えて、密度の高い英語をめざして長文読解力を養う第一歩を踏み出すためのもの

上記の5つの留意点のよる改訂によって、「展望のある基礎英語学力」が豊かに生み出されると書いてあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、高校性のみなさんへとして

忍耐強い反復学習こそが唯一の英語力を身に付ける道であって、次の方法を毎日実行すれば、目に見えて力がつくことうけあうとあります。

1)品詞や文の構造を考えて辞書をひく習慣をつけること(正確にはやく辞書がひけるようになる)

2)単語の暗記は必ず発音・綴り字・意味を三位一体にして覚えること

3)「覚えた」ということと「覚えている」ということは、全く別ものである

4)英語は少しづつでも良いから毎日欠かさず勉強しなければならない

5)英文の正しい理解には、広い常識が必要である

そして、本書を学習するにあたって、特に注意すべきことが2つ

1)英語の慣用的表現を出来るだけ多く覚えること

2)参考書は精読するものであるから、1年間ぐらいじっくりかけて、少なくとも2回は読み返すこと。

なるほど、学問に王道なし!

There is no royal road toLearning

英語の学習における効果的な方法(コツ)は、「何回も何回も繰り返して学習すること」のようですね。

 

さて、本文を見ていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1章は「文」

英文を構成する最も基本的な単位は、主語・述語動詞・目的語・補語であり、これを文の要素という。

この章では、まず文の要素について理解し、文の要素の基づく5文型、および品詞について研究する、とあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5つの文系を覚えています!

それから文の種類の「平叙文」「疑問文」「命令文」「感嘆文」、それぞれの肯定文に、否定文…

そうかぁ~と、今になって読み返せば、とっても基本的で大事なことだと理解出来るものも、こっちが文法が先なのか?

単語の意味を覚えることが大事なのか?迷っているうちに、結局英単語の記憶だけになっていた頃が蘇ります。

第2章は、句と節です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英文が複雑な長文であれば、まずこの句や節を的確につかむことが重要になる。この章では、句や節の形の上での特徴を学んで、その発見を容易にしようとするものである。

英語の歌詞や字幕を見慣れた、今ならこれをよっぽど理解したいと思ったに違いありません。もったいないことをしたのではないかというのが、この本をここまで紹介しての感想になります。

 

著者を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高梨 健吉(たかなし けんきち)

1919年(大正8年)11月24日~2010年(平成22年)3月20日。

日本の英語学者、慶応義塾大学名誉教授。

山形県生まれ。東京文理科大学英文科卒。日本英学史の重鎮として活動、慶大教授を務め、多くの著訳書(とくに㈲美誠社から出版された高校性向けの英語学習参考が多い)を出した。ハジル・ホール・チェンバレン『日本事物誌』を初めて訳し、チェンバレンについても研究した。1984年慶大を定年退職し名誉教授。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回のブログもお楽しみに!

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